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ヒストグラム
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こんにちは。 No.18455でパピトールにクエン酸を添加してpHを下げると赤が弱くなる、とアバウトな記憶で書きました。 その実験結果を探したものの見当たらなかったので、再度検証しました。
掃除用のクエン酸10w/v%溶液を適当に11ml投入したところ、手元のpHメーターでは9.61となりました。 ちなみにクエン酸投入前のパピトール3倍希釈のpHは10.19でした。これにロダンカリ10w/v%を4ml投入してもpHは変化なしです。 使ったクエン酸は時間が経っても固くならないタイプの粉末です。
写真はNo.18436で使ったものと同じフィルムです(テスト用に数枚連続撮影しています)。 結果はNo.18436のものより赤が弱く、青が強くなりました。 前回は少しオーバー気味だったため、今回は現像時間を30秒縮めています。 そのため正確な比較とはいえませんが、恐らく赤と青のバランスはこの方法で調整できるのではないかと思います。
グレーカードのRGB(0..100)中央部平均 前回クエン酸添加なし: 72.9, 66.1, 65.9 今回クエン酸添加あり: 57.8, 53.4, 58.5
PROVIA 100F。前回と同じ箇所で数枚連続撮影したもの。 第一現像: Papitol[1+2] ロダンカリ10%=4.0ml クエン酸10%=11ml pH=9.61? 38℃ 6min. 第二露光: EV≒7.5 白タライ水中でリールごと5500K 1min まんべんなく光が当たるように動かし続ける。 発色現像: CNL-N1RN[1+2.33](A6+B3+C3+W188=200) 苛性ソーダ10%=2ml+数滴 pH=10.82? 38℃ 3.5min. 回転現像.
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