[No.22077] 現像液レシピ
現像液について書いてみます。先ずはごく一般的なモノクロフィルム用現像液D76です。水 750t(40度程度の方が薬が溶けやすい) メトール 2gNa2SO3(亜硫酸ナトリウム) 100gヒドロキノン(ハイドロキノン) 5g硼砂(ほうしゃ) 2g水(40度程度の)を加えて1000tとします。この順番に溶かすとうまくいく。メトールは少し溶けにくいので気長にやること。昔のフィルムは薬の幕が厚いので20度で10〜20分程度、やりすぎると空などの明るい部分が真っ黒(ネガの場合)になってしまい、焼き付けるときに難渋したものですが、最近のフィルムは薬が薄いため、6〜10分でも十分です。間違って長めにやってしまっても、ある程度の所で現像が進まないので黒焦げにはなりません。D76は古い処方なので使い物にならない、という人もいますが、自家調合するなら安定して作りやすい液だと思います。亜硫酸ナトリウムや硼砂も少々減らしても今のフィルムには対応するようです。あまり長持ちしないので10日ぐらいをめどに使い切る量を分けて残りを小瓶に密封するとよいと思います。少々茶色になってもさほどの能力は落ちません。
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