ヒストグラム
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こんにちは。
PROVIA用の第一現像液の実験です。
ヒドロキノン (HQ) が増えると緑が強くなる現象は相変わらずです。
前回まで使っていたHQは酸化していたようなので、新しいものを購入して調整しなおしました。
結局のところ、完全には緑を抑えきれませんでした。
pHを下げて緑を弱くしたのですが、pHを下げると赤が弱くなるのか、緑が強いシアン寄りの画像になりました。
もっとpHを下げれば緑は弱くなりますが、赤も更に弱くなるので、両立は難しそうです。
調べてみると、現在の正規のE-6ではHQではなくヒドロキノン一硫酸塩を使うようですね。
もしかすると、この違いが緑被りの原因かもしれません。
何度か実験を繰り返しましたが、自家調合は本当に難しいです。
いきなりリバーサルの第一現像というのは無茶だったので、今後はモノクロ用の液の調合で遊んでみようと思います。
PROVIA100F (RDP3-096), expdate:2025.11, OM-2, OM 50mm F1.4.
第一現像: 38℃ 7m. (若干オーバー)
発色現像: CNL-N1R + リン酸三Na・12水 + 苛性ソーダ pH=11.88 38℃ 6m.
漂白: CNL-N2R 38℃ 6m.
定着: SIVERCHROME SC-RF 室温(28℃くらい) 5m.
第一現像液:
亜硫酸ナトリウム=20g
フェニドンB 5%(PG)=20ml
HQ=2g
臭化カリ 10%=20ml
ロダンカリ 10%=12ml
ヨウ化カリ 0.1%=2ml
炭酸水素Na & 炭酸Na -> pH=9.25
水を加えて1L
フェニドンBはプロピレングリコール (PG) に溶かして5%液を作成しています。
水に溶かしたときより結果が暗くなるようです。