(累計) (本日) (昨日)

このBBSでは記事新規投稿及び返信時のパスワード制限をかけています。下記タイトルの下の[認証]をクリックしてパスワードを
「coffee」と入力することにより書き込みが可能になります。なお、この機能及びパスワードは随時変更する場合がありますのでご了解ください。

24時間の画廊

★爺さんのお気楽BBS★


[トップに戻る] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用] [認証]

最終更新時刻: 2025/09/04 15:20:35

−スレッド一覧 (最新 20 件) −

1: ドローン花火 (3) NEW! 2: 発色現像にCD-3を使ってみた (7) 3: 現像液レシピ (5) 4: フィルムプロセッサーでのE-6現像 (7) 5: 写真展参加のお知らせ (6) 6: 多種多様なモノクロ現像液 (6) 7: ビタミンC現像液 (1) 8: 現像液レシピ (1) 9: モノクロポジへのこだわり (3) 10: ブローニーの失敗 (5) 11: 失敗は90%以上 (4) 12: ブローニーでうまく行ったもの (3) 13: 漂白か定着か??? (6) 14: カラー用の漂白はダメ (3) 15: モノクロポジ現像 (2) 16: NewSeagull100のポジ現像 (2) 17: 東京駅 (4) 18: sigmaDP2merrill 原寸で出します (2) 19: LEICAデジタル (2) 20: ネガカラーフィルム (2)

>>記事一覧 >>画像一覧



[22087/22085/22084/22082/22081]  
[6:6] 多種多様なモノクロ現像液 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2025/05/30(Fri) 10:00 No.22080  
この他にも、シュテックラー二浴式やピロカテコール(昔パイロと呼ばれて写真館などが使っていた)ものなどいろいろです。
検索すればほとんどの現像液が出てきますが、70年以上も現像をやってきた私からすると、いろいろな記述の中で、たった一つ抜けている部分があるような気がします。
それはフィルムが変わったということです。昔の厚い塗布幕、そして粒状の荒いフィルムと現在の薄膜微粒子(又は、粒状の揃った)フィルムとでは現像方法も薬品の使用方法も違ってきたという感じがします。

世界的な銀の暴騰以来、技術力のあるメーカのフィルムは目を見張るような進歩(退化?)をしました。

早い話が、現在のフィルムは昔ほど現像液の影響を受けない感じです。つまり、かなりいい加減でも現像できてしまうということです。
学術的な分析を言い出せばあれこれあるのでしょうが、実際に現像してフィルムとなった場合目で見た差異は区別がつきにくいと思います。
ましてや、スキャナーで取り込んでモニターで見る限り修正の幅も広く昔なら失敗と思えるフィルムもほとんど問題なく使える状態となります。

要するに、あまり細かいことを気にせず自分なりの現像方法で実行あるのみだと思います。現在のフィルムは充分それに耐える性能だと思います。



[2] Re: 多種多様なモノクロ現像液 通太郎爺さん - 2025/05/30(Fri) 10:06 No.22081  

昔の風味を残していたエフケも消えました。ヨーロッパの小さなメーカーの4x5インチ版には今もその風味が残っているようで技術的に大判フィルムへの塗布方法があまり変わっていないものと思われます。
昔の現像液が生きる場所?かもしれません。



[3] Re: 多種多様なモノクロ現像液 mglss - 2025/06/15(Sun) 14:12 No.22082  

ヒストグラム
1200 x 802 (543 kB)


こんにちは
モノクロ現像薬の調合は難しくないようですね。
カラーリバーサルの第一現像では色々と調合して遊びましたが、基本となるモノクロネガはやっていませんでした。
薬品は手元にあるので、D76あたりから挑戦してみたいです。

カラーリバーサルはもう厳しくなりましたが、モノクロやカラーネガは新しい商品が出ていますね。
先日発売されたKENTMERE200はグレーベースが薄くコントラストが高いとのことで、モノクロリバーサルに向いているのでは?と思っています。
MarixのSiltaもオレンジベースがないカラーネガということ面白そうです。

画像は何の変哲もない、XTRA400をORIENTAL CNLで現像したものです。
ネガポジ反転はフリーのRAW現像ソフトのARTを使用しています。
Rawtherapeeからフォークしたソフトで、フリーソフトの中では一番ネガポジ反転がしやすいと思います。



[4] Re: 多種多様なモノクロ現像液 通太郎爺さん - 2025/06/15(Sun) 16:01 No.22084  

ヒストグラム
1200 x 776 (256 kB)


お久しぶりです。ぜひ挑戦してみてください。

現代のフィルム?のモノクロのネガ現像は、やって見ると思いのほか簡単で昔のフィルムと違って、かなりいい加減でも出来てしまう感じです。

mglssさんの実力なら、張り合いがないと思われるかもしれません。
ネガを反転するソフトも良く出来たものが多いようですが、やはりフィルムのままポジで見るという魅力も捨てがたいと思います。
ネガカラーのポジ現像も少々難度が高いとも言えますが、銀塩(モノクロ)とカラーのエマルジョンを入れ替えるという点ではポジカラー用に作られたフィルムとやり方が大きく変わるわけではありません。

一番厄介なのがモノクロのポジ現像だと私的には思っています。
昔のフィルムは銀塩の幕が厚く塗られていたので漂白液も今は環境問題から使えない重クロム酸カリでスッキリ行きましたが、今のフィルムは薄く塗られたものが殆どなので難しくなっています。
でも、フィルムマニアとしては、難しくなればなるほど挑戦してみる価値があるような気がします。

Nikon F2 (seagull 100) papitol (new)100cc/250cc+KSCN 1cc(0.5g)でブローニーRVP現像の後の液にnew 30cc 26度2分30秒 ニクロム酸漂白2分30秒 E6風の反転液(上澄みにEDTA2Na 2gを亜硫酸Na液に溶かしたものと混合)300t 3分 第二現像 第一現像液にpapitol 50cc(new)添加で3分 ここでの反転液はあまり意味がなかったようです。



[5] Re: 多種多様なモノクロ現像液 kazuleo - 2025/06/25(Wed) 20:13 No.22085  

通太郎さんのフィルム現像に関する知識と経験の多さには驚嘆です。
市販現像液でたわむれるのが精一杯で、なかなか薬液の幅を広げるところまではたどり着けていません。

フィルムの進化がある程度行き着いてしまった結果、従来の処方が必ずしも正解ではなくなっているという認識も、数多くの経験に裏打ちされた確かな目があるからでしょう。

本来ならば、その検証を行う責務が我々には課されるのでしょうが、どこまで行き着けるのだろうか。。。



[6] Re: 多種多様なモノクロ現像液 kazuleo - 2025/06/26(Thu) 21:38 No.22087  

ヒストグラム
1200 x 900 (375 kB)


肝心な写真を上げ忘れてましたね・・・



 
[7:1] ビタミンC現像液 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2025/05/29(Thu) 21:17 No.22079  
少し変わったものとしてビタミンCを使った現像液があります。原液は保存性がよく1年ほどでも何ともなかった経験があります。
作った原液を50倍に薄めて使うので一度作ると使うときに薄めるだけで便利です。

TEA(トリエタノールアミン) 100t
フェニドン  0.25g
アスコルビン酸  10g

TEAはネットでも買えますが、ドロリとして扱いは少々厄介です。少し温めて(湯煎するのが安全でしょう)その中にフェニドンとアスコルビン酸を溶かし込みます。
現在ではフェニドンの入手が難しいようなので、これをメトールに変えますメトールだと1g〜2g入れないと効果的ではありません。
アスコルビン酸は大手の薬局で注文すれば取りよせてくれます。

この他にもネットで検索すればモノクロ現像液がいくつも出てきますが、実際にあまり現像をやったことがない方が書いているものもありますのでご自分で確かめるのが肝心です。

多くの処方は古いもので、昔のフィルムには対応していますが現在のフィルムに使うと薬品の無駄が多いです。
自分が常時使うフィルムに合わせて変化させて使うのが賢明かと思います。



 
[8:1] 現像液レシピ 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2025/05/28(Wed) 17:35 No.22078  
同じコダックの現像液にD23があります。
メトール単体の現像液ですが、作るのも簡単なので自家調合の初めとしては良いと思います。
薬の種類が少ないと何となく頼りない感じがしますが、なかなかのものです。
メトール単体で有名なものがミクロファインではないでしょうか。

水 750t(40度ぐらいが扱いやすい)
メトール 8g
亜硫酸ナトリウム 100g

全部の薬品が透明になるまで解けたら水を加えて1000tにして出来上がりです。



[22075/22072/22070]  
[9:3] モノクロポジへのこだわり 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2025/05/23(Fri) 10:04 No.22070  

ヒストグラム
1085 x 950 (428 kB)


モノクロネガは印画紙に焼き付けて初めて「見える化」されて完成するのですから、ネガのままでは完成品とは言えないでしょう。
デジカメとの圧倒的な違いです。


Rollei cord W (fomapan100 9年期限切れ) papitol(x2濃度保存液)30cc+old370cc 20d.8min.水洗5回ほど水を捨てる。 漂白(過マンガン酸カリ2g/250cc+ 硫酸10cc/250cc 別々に溶いて混ぜて500tにすること)水洗が済んだらタンクを開けて漂白液に入れるが目視で空などの部分がほぼ透明に抜けるまで漂白し、紫の液色が取れるまで水洗、清浄液はフジQWで代用。薄いクリーム色ないし白く見えるようになるまで洗うように漬ける。第二露光両面1分ほど、第二現像8分、1回目 第二現像5分、水洗、Fix



[2] Re: モノクロポジへのこだわり 通太郎爺さん - 2025/05/23(Fri) 10:16 No.22072  

ヒストグラム
1103 x 950 (463 kB)


チェキが意外なヒットとなっているのも、ポジ画像が手にした紙の上に見える魅力があるからでしょう。
何の機材も不要で、フィルムを透かして見るだけでそのままポジが見えるという魅力は、フィルムならではの醍醐味だと思います。
今後、フィルムが生き残るとしたら、フィルムにしか出来ない魅力あってこそのような気もします。



[3] Re: モノクロポジへのこだわり 通太郎爺さん - 2025/05/23(Fri) 10:27 No.22075  

ヒストグラム
923 x 950 (327 kB)


何の機材も使わずに手に持って光にかざすだけでポジ画像が見えるというのは意外な魅力です。
ぜひお試しあれ。



[22074/22069/22060/22059/22058]  
[10:5] ブローニーの失敗 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2025/05/20(Tue) 09:49 No.22058  

ヒストグラム
906 x 900 (179 kB)


モノクロポジ現像で一番厄介だと思ったのはブロー二番のフィルムです。
フィルムとタンクの相性が悪く、漂白液がうまく行きわたらないようです。



[2] Re: ブローニーの失敗 通太郎爺さん - 2025/05/20(Tue) 09:59 No.22059  

ヒストグラム
901 x 900 (152 kB)


数十本を無駄にしましたが、力尽きました。
漂白液を薄くして長時間にするか、全く別の形状のタンクを使うか・・
一般的なブローニーのタンクでは無理のようです。

Mamiya C220 (acros100) papitol 100cc/500cc+KSCN 1cc(0.5g) 25d.4min.30sec. 漂白 (重クロム酸カリ+濃硫酸)26d. 1min.30sec. 清浄 リン酸三ナトリウム 1min. (少ない?) 第二露光 100w 1min.(多いか?) 第二現像 第一液のまま 22d. 3min. 全体に茶色、暗いがスキャン可能 漂白のムラ?



[3] Re: ブローニーの失敗 通太郎爺さん - 2025/05/20(Tue) 10:05 No.22060  

ヒストグラム
874 x 900 (179 kB)


同じフィルムの中に見られそうなものもありますが、暗部に目立たないムラが出ているだけのような気がします。



[4] Re: ブローニーの失敗 kazuleo - 2025/05/23(Fri) 10:01 No.22069  

通太郎さん、お元気そうですね
一向にモノクロポジに足を踏み入れていないので、お勉強させていただきます。



[5] Re: ブローニーの失敗 通太郎爺さん - 2025/05/23(Fri) 10:22 No.22074  

モノクロフィルムの魅力はポジに尽きると思います。
kazuleoさんのような現像の力があればぜひお試しいただきたいジャンルです。

[ページトップ]

- Joyful Note -
(joyfulexif v2.3j by cachu)