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[531:7] PapitolのpHを下げる実験の続き 投稿者:mglss 投稿日:2020/07/05(Sun) 12:07 No.18787  

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こんにちは。
引き続きPapitolをクエン酸でpHを下げる実験です。
今回はVelvia100を1本です。

薬品の添加量や温度、時間は、前回の短いストリップと全く同じ方法でやりました。
以前までやっていたPapitolの4倍希釈では、フィルム面積が増えると第一現像を延長しないとアンダーになったのですが、今回は露出に問題はないようです。
指定濃度だと液の能力に余裕があるためなのかもしれません。

発色の方は、前回より僅かに青が強くなりましたが、問題があるレベルではありません。

全体としてはうまくいったと思います。
クエン酸でpHを下げる手法はVelvia100に適しているようです。

minolta AL-E, Velvia100.
第一現像: Papitol[stock=150, water=150] ロダンカリ10%=6.0ml クエン酸20%=9.0ml pH=9.62 38℃ 6min.
第二露光: 曇天の窓からの光 5.5EV 各面40sec.
発色現像: CNL-N1RN[補充液=100, water=200] 苛性ソーダ10%=5.4ml pH=11.79 38℃ 6min.



[2] Re: PapitolのpHを下げる実験の続き mglss - 2020/07/05(Sun) 12:08 No.18788  

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フィルム1本全体はこんな感じです。
ライトボックスを持っていませんので、窓にフィルム台紙を貼り付けて撮影しました。



[3] Re: PapitolのpHを下げる実験の続き 通太郎爺さん - 2020/07/05(Sun) 13:18 No.18789  

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クエン酸式、ほぼ完成ですね。私もやってみました。
まだ少しクエン酸の量が少ないのか、わずかにマゼンタ被りしています。
上が「退色復元」下が元のままです。

crown graphic Xenar 135mm/4.7 (Velvia100 4x5 シートフィルム)
papitol(stock)50cc+old 350cc+KSCN 0.5g=400ccこの時 pH10.5 クエン酸1.5g添加でpH10.1 さらに0.7g追加で pH10 36-7d. 5min.30sec.
発色:中外AB(二倍濃度のまま)60cc+old 340cc+CD4 2.5g pH11.5 38d.5min.



[4] Re: PapitolのpHを下げる実験の続き 通太郎爺さん - 2020/07/05(Sun) 13:21 No.18790  

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パーフォレーション部の黄色も問題なしのようで、上等上等・・といったところです。
プロラボにも教えてやりたいぐらいですが、彼らはVELVIAだけやっているわけではないでしょうから、今まで通り残念な発色を続けるしかないでしょう。

一本ずつやるアマチュアの特権ですね。
ありがとうございました。



[5] Re: PapitolのpHを下げる実験の続き 通太郎爺さん - 2020/07/05(Sun) 13:32 No.18791  

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あとは、これを基準点にして自分なりの調整をすれば良いだけなので安心してベルビアを注文できます。

方向性が定まらないと不安で仕方ないですが、道筋さえ通れば楽になります。

熊本の方々にお見舞い申し上げます。
数十年前、近くの川が氾濫、2年の間に3回も泥水の床上浸水に見舞われた経験があります。
ドロドロの汚泥にまみれたごみとの戦いは、乾いたゴミの片づけと違って心身ともにぐったりします。
回復の早からんことをお祈りいたします。



[6] Re: PapitolのpHを下げる実験の続き 通太郎爺さん - 2020/07/05(Sun) 16:03 No.18792  

第二露光の件について質問がありました。

リバーサルフィルムに関して、第二露光は全くやっていません。
第一現像後2分以上水洗、そのままタンクは開けずに発色現像しています。

ネガポジの時は、元がネガを作るためのフィルムなので銀塩が少なく、そのままでは反転させるだけの余力は少ないようです。
一瞬でも光に晒して銀塩の像を固定してやった方が早く仕上がります。
光にあてすぎるとエッジがぼやけてシャープさが無くなるような感じもします。



[7] Re: PapitolのpHを下げる実験の続き 通太郎爺さん - 2020/07/05(Sun) 22:10 No.18793  

第二露光について誤解を招きそうなので再度注釈します。

絶対にやらなくてよいか・・というと、やったほうが確実だとは言えます。
35mmの長いフィルムだと水洗しても第一現像の残りがパーフォレーションの穴などに付着していたりするらしいのです。
これを完全に拭き取らないと垂れてきて発色のシミになることがあります。
拭くことが主体で第二露光は、ついでに、というか自然にそうなってしまう・・・という考えです。

実際にテテナールなどでは第二露光はやりません。
現像液の性質によるものと思われます。



[18786/18785/18784/18783]  
[532:4] 自家現像でVision500T 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2020/07/05(Sun) 06:31 No.18783  

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Vision500Tでの実験データが出てきました。
2009年5月のものです。頂き物のフィルムの中に50フィートぐらいがあったと思いますが、期限は不明です。

やはりバッキングが取れなくて苦労していますね。

正規のバッキング液だけでは薄い膜状のカスが残り、NaOHの液(濃度不明)を作って2分ほど漬けています。

現像液は三菱のDNP用(だと思うのですが)CD3入りの錠剤型とオリエンタルのBAN-1Rを混ぜています。
夜景は出て当たり前ですが・・・



[2] Re: 自家現像でVision500T 通太郎爺さん - 2020/07/05(Sun) 06:34 No.18784  

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雨の日も奇麗な感じです。
現像液にペーパー用のCD3入りを使うのが当たりかもしれません。



[3] Re: 自家現像でVision500T 通太郎爺さん - 2020/07/05(Sun) 06:41 No.18785  

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むしろデイライトより良いかもしれないような雰囲気描写です。

この当時は頂き物のフィルムを消化したら、二度と使うこともあるまいと思っていたので、画像が出ればそれでよしみたいなところがありました。
現像データそのものも、このフィルムを使い切るまで覚えていればよい程度の簡単なメモしかありません。

バッキング処理には苦労したようです。



[4] Re: 自家現像でVision500T 通太郎爺さん - 2020/07/05(Sun) 06:49 No.18786  

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まだ他にもこのフィルムによる画像があるはずですので探してみます。

映画用のフィルムは、比較的安価でベースも丈夫、ヌケも良く現像も短時間でOKなのでバッキングの問題さえ解決すれば自家現像する人にとって言うことなしだと思います。



[18782/18781/18780/18779/18778]  
[533:5] 自家現像しかない 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2020/07/04(Sat) 21:19 No.18778  

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富士の映画用ネガフィルムF-64Dの画像が出てきました。
2008年3月当時のものですが、かなりの期限切れのためか癖の強い色合いです。

データは
カメラ:Nikon L35 AF (fuji F-64D)
バッキング液(コダック処方)30度20秒、水洗(湯35度)3回
オリエンタルBAN-1R 35度5分(感度不足を補うつもりで少し多めにしたが、3分でもOK)



[2] Re: 自家現像しかない 通太郎爺さん - 2020/07/04(Sat) 21:22 No.18779  

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ま、見方によっては重厚な発色・・・とでも言いましょうか、自己満足しておきましょう。

バッキング外しはコダックよりスムーズだったと思います。



[3] Re: 自家現像しかない 通太郎爺さん - 2020/07/04(Sat) 21:27 No.18780  

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犬の散歩なのか自分の体操なのか、、、落日前の「意味不明」なワンカット。遠くのヘリコプターはごみと間違えそう。



[4] Re: 自家現像しかない 通太郎爺さん - 2020/07/04(Sat) 21:35 No.18781  

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キリッとした鋭い解像感のあるフィルムでした。
「ピカイチニコン」のCMで売り出した(L35 AF)でしたが「いまいちニコン」などと揶揄されていました。

このレンズがなかなかの優れもの、35oとしては秀逸だったと思います。



[5] Re: 自家現像しかない 通太郎爺さん - 2020/07/04(Sat) 21:44 No.18782  

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アクァ・スキュータムのトレンチコートを着せて、石原裕次郎と北原三枝の歩いてゆく後姿をとってみたい風景です。

夕暮れの風景も映画用ならではの感じがします。



[18777/18776/18775/18774/18773]  
[534:13] kodak の映画用フィルム 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2020/06/30(Tue) 22:33 No.18758  

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以前は各メーカーから出ていた映画用のフィルムも今は種類が少なくなってしまいました。
代表的なものにVisionがありますが、このフィルムの現像の仕様書(Specification ECN-2)によれば現像温度は41.1度時間は3分となっています。

アマチュアが趣味程度に現像するなら35-38度で2分30秒〜3分が適当なようです。

私が3分30秒とかにしているのはやりやすいので温度を低くしていることが多いためです。

Leica M6 canon 50mm/1.8 (Vision 3)
バッキング 28度45秒 水洗3〜4回
発色:28度3分30秒 漂白 3分 super fuji fix 3分



[2] Re: kodak の映画用フィルム 通太郎爺さん - 2020/06/30(Tue) 22:36 No.18759  

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タンクの中をかなりのスピードで引っ張りながら現像しなければならないプロラボの仕様通りにはいきません。
アマチュアのやれる範囲の現像方法は手探りではありますが、プロラボとは違った方法にならざるを得ないのも事実です。



[3] Re: kodak の映画用フィルム 通太郎爺さん - 2020/06/30(Tue) 22:41 No.18760  

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他人のフィルムまで請け負って料金を頂いての作業ではないので気楽に自分なりの方法でやればよいと思います。

私も最初はコダックの仕様書通りにやっていましたが、さほど忠実にやらなくても出来ることが分かってからは、かなりチャランポランです。

温度管理が難しいなどと脅かす人がいますが「ウソ」と思ってもいいでしょう。



[4] Re: kodak の映画用フィルム 通太郎爺さん - 2020/06/30(Tue) 22:47 No.18761  

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自分の持っている機材と場所と時間の中で好き勝手にやればよいので脅しにビビってはいけません。
難しいなどという人は、やる気がないかやったことがない人でしょう。
コロナのワクチンを作るよりはよほど簡単、恐るるに足らないとでも思いましょう。



[5] Re: kodak の映画用フィルム 通太郎爺さん - 2020/06/30(Tue) 22:56 No.18762  

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Visionのシリーズは映画用だけにバッキング処理が少々面倒ですが、処理液さえ作って置けば普通のネガカラーより発色もよく無理も効きます。

タングステン用を現像で昼光用に変えられるかどうかはやったことがないので何とも言えませんが、現像液のアルカリの濃度である程度は変えられそうな気もするのですが・・・当てずっぽうなのでわかりません。



[6] Re: kodak の映画用フィルム スタッツ - 2020/07/03(Fri) 16:09 No.18770  

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通太郎さん、こんにちは!

印画紙用の現像液で、2分半現像してみました。
補正なしで青色がかなり抜けました!またベースが薄くなることで、派手さも軽減されたように思います。
ありがとうございます!
ここから自分好みの色合いに持っていけたらと思っています。楽しくなってきました。

私自身、自家現像を始めてから3ヶ月ほどです。
正直分かっていない部分が多いので、例えば「(手袋はしていますが)マスクやゴーグルなどもしなくて大丈夫かな?」などいろいろ思うところはございます。
ですので、No.18751で仰っていたことなど、すごく参考になります。



[7] Re: kodak の映画用フィルム スタッツ - 2020/07/03(Fri) 16:56 No.18771  

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すいません、よろしければバッキング処理についてお伺いしたいのですが、バッキングの残留と乳剤面のキズが気になりまして。
以前はこんなに目立たなかったのですが…。

バッキング処理方法は、ロモのブログで公開されているやり方を実施しています。
500mlのぬるま湯(約30度)に重曹をティースプーン1杯入れ、500mlのペットボトル3本作ります。1本を現像タンクに入れ、30秒間少し激しめに振り続け排出します。それをあと2回実施します。
ただ、これをやっても(弱アルカリだからか)ほとんど除去できず、最終的に定着後、ぬるま湯に浸しながら指でこすって落としています。指でこすると指紋がつく場合もありやっかいです。

No.18036のご投稿にございます処理液と処理方法で、最初の段階でバッキング層をだいぶ落とせますでしょうか?それでも残る気がしますが、その場合 フォトスポンジで落としていますか?



[8] Re: kodak の映画用フィルム 通太郎爺さん - 2020/07/03(Fri) 18:36 No.18772  

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まずバッキング処理の件からお答えします。
フィルムが新しい場合、18038のバッキング液に20秒ほど浸して処理液を戻し(再度使えます)すぐ水を入れてよくゆすります。
真っ黒な水が出てきますので奇麗になるまで2〜3回洗います。
これでほとんど残りませんので後の現像液には混入しないようです。
バッキング処理なしでスポンジなどで落とすなら定着の後は厳禁です。膜面に回ったバッキングの粉が感光幕面にまで飛んであちこち黒くなり取れません。

現像が終わりストップバス(現像を止める)が済んだらフィルムをタンクから出して裏面(感光薬の塗ってないほう)を化粧用のスポンジなどで水を流しながらこすって落とすほうほうもありますが、現像液はワンショットで捨ててしまいます。バッキングの粉が混入するからです。

気になるなら塗布薬の面は、石鹸を塗ったスポンジで軽くこすってサッと仕上げます。

18770は上等な出来栄えですね。文句なしです。

ここに挙げた画像はVision3(デイライト)で撮影したものです。
発色剤としてCD-3を使っていますので曇り日にしては少し派手な発色となっています。

Nikon S3 nikkor 35mm/2.5 (Vision 3)
中外AB150cc+水150cc=300cc+CD3 3g pH9.6+NaOH 1g pH11.2 36-7d. 3min. (少し多い)
バッキング処理なしのため現像液は真っ黒で二度と使えない。バックコーティングはほとんど取れる。



[9] Re: kodak の映画用フィルム 3ピン屋 - 2020/07/03(Fri) 22:41 No.18773   HomePage

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1200 x 810 (322 kB)


F64Dではバッキング処理はてこずります。20年ものと古いせいでしょう。薄い水酸化ナトリウム
に浸してその後温水でジャカジャカやっても取れてない事が多いです。ただ、スポンジで軽くこ
すったぐらいでは傷は付いてないようです。

これはSPD常温60分で第一現像やった反転現像でのもの、バッキング処理のタイミングはまだたく
さんやってはいないんだけど、第一現像と発色現像の間でやろうと思っています。アルカリ浴
を5分ぐらいやることでシュッテックラーと同じように感度向上をはかれると思いますので。



[10] F64Dの反転現像 3ピン屋 - 2020/07/03(Fri) 22:54 No.18774   HomePage

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F64Dはフジの通常ネガISO100の反転現像に比べてコントラストが高く、暗部でも彩度が
落ちないのが美点のようです。添付はご近所のカカシ、たくさん並べるとシカが入って
来ないそうです。ペンタックスSP、EBCフジノン55mm F1.8、第一現像SPD常温60分、その
後pH9ちょっとのアルカリ浴、その後にふき取りやってBANで発色現像、いずれもウナタ
レ式です。露光はISO64です。Plustek OpticFilm120で5300DPIにて取り込み、元サイズ
の一部を右下に貼りました。粒状性はISO100通常ネガに劣りません。

手間はだいぶかかりますけど、こちらの方が自然かな、という気もします。しばらく同時
に撮ってみます。



[11] Re: kodak の映画用フィルム 通太郎爺さん - 2020/07/04(Sat) 06:51 No.18775  

バッキング処理について書き忘れたように思うのでここに書きます。
大事なことは、「前浴(一番最初にフィルムを温めるために湯に浸けること)をやってはいけない」ということです。
タンクにいきなりバッキング液を注入するのがコツです。温度は27度〜38度、時間は10〜20秒です。
液のアルカリ度が高すぎるとバッキング液の中で剥がれてしまうのでバッキング液または現像液が使えなくなります。
(私はワンショットで捨ててしまうので良いのですが・・)
アルカリが低すぎると取れません。

バッキング液のpHは10.3程度までにしておかないと液の再利用ができません。
古いフィルムなら第一現像の後(ストップバスの後)でスポンジで拭くのが取りやすいです。



[12] Re: kodak の映画用フィルム スタッツ - 2020/07/04(Sat) 13:33 No.18776  

通太郎さん・3ピン屋さん、ご丁寧にありがとうございます!
大変参考になります。
さっそくご教示いただいたことをやってみようと思います。

やはりアルカリ濃度のバランスが大事なんですね。高すぎてもダメだし、低すぎてもダメ。

こちらのブログを確認する前までは、なかなかバッキング処理方法が見つからず、海外の情報をもとにやっていました。
ただ同じようにやっても、最初の段階で黒い液体は出ずあまり変化が感じられなかったのですが、そのまま発色現像→漂白→定着とやり、最終的に指で落としていました。海外では指かクロスで落とす情報が多かったです。



[13] Re: kodak の映画用フィルム 通太郎爺さん - 2020/07/04(Sat) 13:58 No.18777  

18038のバッキング液の処方はコダックの正式のものでkodak [Process ECN-2 Specifications]に載っています。
全部で40ページほどありますが、映画用フィルムの現像方法が時間や薬品の作り方を含めて示されています。

ネットで検索すれば出てくるかもしれません。20年ほど前にはありましたが・・・

上にも書きましたが拭き取るなら現像をストップした直後が最適です。
コダック指定のバッキング液で10〜20秒後、水洗するとほとんど取れます。



[18769/18768/18757/18756/18755]  
[535:8] 自家現像しかありえない 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2020/06/30(Tue) 09:10 No.18752  

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リバーサルもネガも、お金と時間を気にしなければプロラボに出すことができます。
どうしても自家現像するしかないのがネガポジ現像でしょう。

ネガカラーフィルムを使ってポジ現像をする・・・これこそ自家現像の極みと言えそうです。

Retina 1a (富士記録用ネガフィルム G100)
papitol 二倍濃度保存液50ccをウナたれで300ccに添加+KSCN 1cc(0.5g) 25度4分30秒
水洗でストップしたのち、タンクから出してスポンジを使ってフィルム面を拭き取り、これを第二露光の代用とします。1〜2分で十分です。
C.D. Re50cc/300cc(old) 30度6分



[2] Re: 自家現像しかありえない 通太郎爺さん - 2020/06/30(Tue) 09:15 No.18753  

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元がネガカラーフィルムですからベースの色が抜けない限り透過光でそのまま奇麗な画像が見られるリバーサルフィルムのようにはいきませんが、それなりに発色は悪くないと思います。

第一現像の温度は低く時間も少し短めが良いようですが、使っている銀塩がごく少ないようなので、これが適当なのでしょう。



[3] Re: 自家現像しかありえない 通太郎爺さん - 2020/06/30(Tue) 09:23 No.18754  

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室内や夜の場合はたとえベースの色があっても、あまり画像の邪魔にはなりません。



[4] Re: 自家現像しかありえない 通太郎爺さん - 2020/06/30(Tue) 09:25 No.18755  

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日中の光が厄介ですが、第一現像の低温と時短で何とかなりそうです。



[5] シネフィルムで反転現像 3ピン屋 - 2020/06/30(Tue) 10:25 No.18756   HomePage

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私の方では日中の光で苦労してないので、何か違うのでしょう。万能に近いISO100のネガポジ
なんだけど、ちょっと困るのがダイナミックレンジが広すぎて低コントラストの被写体だと
スキャン時にコントラストをあげて取り込むので粒子が目立ってしまう、彩度が上がってし
まう、事です。

シネフィルムならコントラスト上がるよな、と思い出してまたやってみることにしました。
フィルムは400フィート缶のある富士フィルムのF64D。現像はSPDの常温、60分が至適のよう
です。ISO400→1600では120分でしたが。発色現像はISO100と同じくBAN1ウナタレでやって
います。感度設定はISO64でよいようです。

思惑どおりコントラストあがり、色もしっとり艶やか、ISO100だと緑が明るくなりすぎて
たのがちょうど良いようです。粒状性もISO100通常ネガフィルムからと変わりません。

ところが、最近6回ほど連続して失敗しています。なんだか暗く褐色のまだら暗幕が下りた
ような画像になっています。途中の第一現像直後の白黒ネガ画像の出方はまともなんだけど。

のこったバッキングを落とそうと第一現像後に時間かかって手で除去して時間かかり、
戦場不十分で残っていたSPDが働いたか(それだったら逆に白くなりますよね)、とか、
漂白が古いか、とかいろいろやってます。

目下疑わしいのがバッキング処理のために使ってるのがごく薄い水酸化ナトリウムで
これが発色現像の前でも後でも、色素を壊してるのでは、という仮説です。次回はpHの
わかってる重曹+水酸化ナトリウム液(pH:9.0)でやってみます。これでもバッキングは
落ちるみたいです。上記の水酸化ナトリウム液でも落ちたり落ちなかったりします。
SPDのpHを測ってみると同じく9.0でした。

バッキング処理のタイミングは第一現像の前、後、発色現像の後、どれが良いかも悩んで
みます。昨日、定着の後にやってみたら、まったく取れなくなってました。しかも、薄い
水酸化ナトリウムでやったのですが、それまでちゃんと出ていたらしい色がすべてボヤー
と褐色に沈み込んでしまいました。たぶん、悪いのはこいつですね。



[6] Re: 自家現像しかありえない 通太郎爺さん - 2020/06/30(Tue) 12:53 No.18757  

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1300 x 871 (239 kB)


私は日中の光のほうが空が出にくいので苦労します。
富士のF64Dとは懐かしいです。少なくとも20年ぐらいはたってるのではないでしょうか。
コダックの正規のバッキング液の処方でやってもフィルムが古くなると取れにくいようです。

茶色いムラはパーフォレーションの穴にたまった第一現像液が影響しているのではないでしょうか。
バッキングの処理は、コダックの純正の処方が効果大の気がします。

これはコダックのVision3ですが、バッキングは僅かながら残ります。
mglassさんの発明で、第一現像にクエン酸の添加でpHを下げて使う方法がVelviaに合いそうですが、こちらにも使えそうな気もします。

agfa super solinette agfa solinar 50mm/3.5 (vision3)
papitol 120cc+KSCN 1.5cc 36-7d. 3min.30sec. 反転処理5分C.D. 中外AB液140t+CD4 1.1g+炭酸K 6g+NaOH 1g(pH 11.1現像後10.6)37度3分30秒 
漂白4分 定着(ミニラボ用4本目4分)



[7] Re: 画面真っ暗の褐色 3ピン屋 - 2020/07/02(Thu) 12:55 No.18768   HomePage

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解決しました。漂白不足だったようです。30分漂白にかけて定着するとまともになりました。
同じF64Dを通常のネガ現像した時は3分であがったのに、SPD常温、60分だと時間かかるよう
です。理由はわかりません。バッキング除去液のpH、SPDの使い回しによる劣化、いずれも
関係なしでした。一応漂白液の劣化も考えて新品にかえてみたんだけど同じですね。

写真は岩見沢公園のバラ園、マミヤプレスのフィルムホルダに35mmのF64Dを詰め込んで偽
パノラマです。露光はISO64でよいようです。

ISO100の通常ネガの反転現像だと高輝度部はよいけど低輝度部で彩度が落ちるのと、ダイナ
ミックレンジが広すぎて曇天だとコントラスト低すぎでそれをむりにスキャンすると粒状性
が悪化して見えるのが、F64Dなら問題ありません。



[8] Re: 自家現像しかありえない 通太郎爺さん - 2020/07/02(Thu) 21:04 No.18769  

長時間の第一現像でカブリが出たのですね。
長時間現像ではKBrなどのカブリ防止剤を入れるのが普通ですが、パピトールには添加されていないので出たものと思われます。

通常露光されていない部分は現像されてはいけないのですが長時間になると、この部分まで現像が進んで全部が露光されたような現象が出ます。

塗布された薬品の全部が現像されてしまうのでヌケが悪くなり漂白の力が弱いと時間がかかるのかもしれません。
とてもに参考になりました。ありがとうございます。

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