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最終更新時刻: 2024/09/04 08:56:21

−スレッド一覧 (最新 20 件) −

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[21677/21676/21675/21674]  
[41:4] 潜像の方を使う 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2023/12/03(Sun) 18:47 No.21674  

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1300 x 811 (347 kB)


モノクロのポジ現像はカラー現像とは無関係と思われがちですが、潜像を使うという点ではリバーサルカラーの現像も同じ手順だと思います。
ポジカラーでの第一現像はモノクロ現像です。露光されモノクロ現像されて銀になった粒子はカラー現像しても反応しません。
露光されなかった(現像されなかった)方の銀塩を使います。このことが理解できればポジカラーの第二露光が不要だと分かります。

モノクロのポジも同じ理屈なのですが、モノクロの方は最初に露光された銀を漂白で取り除き、残された潜像の方に第二露光を当てて感光させ、これを現像してポジ像とします。

NikonF2 nikkor50mm/1.4 (presto400 2007.8切れを800で撮影) 
papitol(x2stock)30cc+(KSCN入り古)270cc+KSCN2cc(1g) 26d.8min.
漂白液の劣化により、継ぎ足したりして手間取る。紫色が取れるまで水洗。
フジのQWで清浄1分 
第二露光60w相当LED 1分 第二現像KSCN無しのパピトール50t+old250cc 26d.6min.
super fuji fix 2min.



[2] Re: 潜像の方を使う 通太郎爺さん - 2023/12/03(Sun) 19:10 No.21675  

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1300 x 857 (446 kB)


カラーの場合第一現像が終わると光を受けた臭化銀が銀になってしまうのでその後のカラー現像ではカプラーが反応しません。
光も受けず現像もされていない(はずの)潜像の臭化銀がカプラーに反応して発色します。
第二露光をやると臭化銀が光に反応して第一現像液が付着して残ったりしている場所にムラが出来ることになります。

第一現像の影響をなるべく避けるためにスポンジでサッと吹くのはそのためです。
この時光が当たりますが太陽光の下でもない限りさほどの影響はないようです。

モノクロでの第二露光は銀を捨てた後の臭化銀の像に光を当てて再度これをモノクロ現像するのでカラーとは全く理屈が違います。



[3] Re: 潜像の方を使う 通太郎爺さん - 2023/12/03(Sun) 19:16 No.21676  

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1300 x 807 (316 kB)


反転現像では最初に光を受けてネガとなるべき粒子を漂白液で流してしまいます。
残ったのは光を受けにくい細かい粒子の方なので粒状はぐんと細かくなります。

見えやすいように空の部分を撮って強調してありますが、ASA400を800に増感したにしては細かい粒子だと思います。



[4] Re: 潜像の方を使う 通太郎爺さん - 2023/12/03(Sun) 19:23 No.21677  

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1300 x 779 (457 kB)


ハイスピードのフィルムは反転しにくいという定説ですがその通りだと思います。
が、やりようによっては暗い場所の微粒子撮影が可能かもしれません。

100程度のフィルムだと35oでも優にブローニー程度の粒状性が得られるようなので面白半分にやって見るのも良いかもしれません。



[21673/21672/21671]  
[42:3] カラーは高い! 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2023/11/30(Thu) 22:06 No.21671  

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1300 x 863 (229 kB)


私の頭の中には若い頃からカラーは高い・・と言う刷り込みがあります。
少し先輩になるとこの感覚はもっと強くなります。
ネガカラーの出現で、この思い込みはかなり軽減されましたが、それもつかの間、今や「元の木阿弥」状態の高価なフィルムとなりました。

プロがデジカメに移り、フィルムが純粋にアマチュアの遊びとなったので、売れなければ作るのやめる・・と言う事になるのは仕方のないことですね。

カメラはsuper IKONTA opton Tessar 105mm/3.5
フィルム:(fuji provia100F)
第一現像をSPDでやりました。今使っているパピトールも残りわずか。
SPDはイルフォードの印画紙用よりも安いので助かります。SPD(stock)50cc+old350cc 38度5分
発色:中外写真薬品のN1Uの発色剤無しの液にCD-3を0.5g/500cc添加37度6分 その後、漂白、定着。



[2] Re: カラーは高い! 通太郎爺さん - 2023/11/30(Thu) 22:14 No.21672  

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1300 x 829 (203 kB)


ネガにせよポジにせよカラーの現像はラボ用なので、手現像には向いていません。
ラボ用だけに一定の基準を満たせば、誰がやっても同じように仕上がるのも事実です。

第一現像はモノクロ現像、発色はポジの場合CD-3を使うようですがネガ用の現像液にNaOHを添加してアルカリを少し強めれば間に合います。
後は、ネガカラー用の漂白、定着はモノクロ用で十分です。



[3] Re: カラーは高い! 通太郎爺さん - 2023/11/30(Thu) 22:26 No.21673  

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1300 x 845 (413 kB)


カラーの現像は、決まりきった範囲でしか融通が利きませんのでやっているうちに飽きてしまいます。
同じようにすれば同じように仕上がります。世界中どのカラーフィルムもコダックの仕様に合わせてあります
わたしのように「現像」そのものに興味がある者にとって、余計なイタズラの余地が無いのです。

大苦労している時は面白かったのですが、自分なりの仕様が出来上がってしまうと、ほかにやりようが無いし、
フィルムは高いし・・・で、、、ついに厄介極まりないモノクロ反転現像にのめり込む結果になってしまいました。
でも、たまにはリバーサルもいいですね。

右の方に現像ムラが、、、いい加減にやるとこういう罰が当たります。



[21670/21669/21668/21667]  
[43:4] モノポジの泥沼 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2023/11/29(Wed) 10:55 No.21667  

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1300 x 781 (666 kB)


モノクロポジの泥沼にはまって抜け出せません。
今までに間違ったままやっていたことや、新しい発見などモノクロポジの全容解明(大げさ)もあと少しの気がします。
第一現像のロダンカリは必須のようで、これが無いと画像のエッジが甘くなります。

頂きもののPresto400を短く切ってテストしていますが、もう少しで100フィートを使い切るようです。

Nikon F2 nikkor 24mm (presto400 2007.8 切れ) papitol(x2 stock)30cc+old(KSCN入)270cc 別途のロダンカリ無し 22度9分 
過マンガン酸カリ漂白: 裏面に画像が透けて見えなくなるまで 約5分 清浄:ピロ亜硫酸Na 1分 水洗 第二露光:60wLED 1分 150w電灯 1分 
第二現像:第一にpapitolの2倍濃度原液を 30cc添加 20度4分 薄い



[2] Re: モノポジの泥沼 通太郎爺さん - 2023/11/29(Wed) 11:15 No.21668  

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1300 x 775 (219 kB)


高感度フィルムをポジ化すると、コントラストは落ちますが、画面全体が平均化するせいか室内と外との描写がやりやすいと思います。

フィルムが溶ける原因もほぼ解明しました。第一現像では露光された部分を完全に銀化する必要があり、ロダンカリ必須のようです。
漂白時に、この銀を完全に溶かして清浄液で流してしまわないと第二現像でエマルジョンが溶けてズルズルになりはがれてしまいます。
今回はテストで漂白を5分やって見ましたが第二現像でフィルムが溶けだすことはありませんでした。新しい発見です。
清浄液を正規の物にするためピロ亜硫酸Naを使うのですが、ツンと鼻を衝くこの匂いはたまりませんね。
くしゃみの連続でマスクも役に立ちません。
ふじのQWを代用するとか、何とか簡易な別の方法で完璧を期することを考えようと思っています。



[3] Re: モノポジの泥沼 通太郎爺さん - 2023/11/29(Wed) 11:21 No.21669  

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1300 x 775 (357 kB)


白飛しにくいので画面はヌメりがちです。
その分、暗部が抑えられて描写が落ち着くような気がします。
私の好きな風景には向いている感じです。



[4] Re: モノポジの泥沼 通太郎爺さん - 2023/11/29(Wed) 11:27 No.21670  

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1300 x 775 (387 kB)


曇り空は、意外に明るく写るので、他の部分とのコントラストが強くなりがちですが、思い切り落としてみても暗い部分とのバランスは良い感じです。
400の粒子にしては細かい感じもします。



[21666/21665/21664/21663/21662]  
[44:5] 高感度フィルム反転 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2023/11/26(Sun) 10:38 No.21662  

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1300 x 857 (239 kB)


期限切れから20年近い頂きもののpresto400が無理と無駄(と言われている)承知でやって見ましたが、
粒状性が良くなる低感度フィルムとは逆に粒状が悪化しました。

Nikon F2 24mm (presto400 2008.7切)
papitol(x2 stock)30cc+old270cc 24d.10min.45sec.
Bleach 3min.(裏面に画像が見えなくなるまで。透かすとポジ)
清浄:全体に白又はクリーム色になる 約2分 
第二露光:60w相当のLED30秒 、150w電灯1分 
第二現像:第一に40t追加 21度4分



[2] Re: 高感度フィルム反転 通太郎爺さん - 2023/11/26(Sun) 10:48 No.21663  

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1300 x 765 (232 kB)


ただし、反転フィルムには高感度の物はないので暗い場所での撮影には使えません。
フラッシュも三脚も遠慮しなければならない時、ダイレクトに反転フィルムを得たいならこれしかないと思われます。
今は、デジカメを使えば可能ですが、フィルム限定とあればこれっきゃない、、と言う事になりそうです。



[3] Re: 高感度フィルム反転 通太郎爺さん - 2023/11/26(Sun) 10:57 No.21664  

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1300 x 822 (209 kB)


無理と言われていた高感度フィルムでの反転現像ですが、コツは「第一現像の時間延長」でした。
普通のネガ現像時の時間を大幅に伸ばす必要があります。
presto400ではネガならパピトールで2〜3分の処、これの約3〜4倍でした。

これは過マンガン酸カリ漂白の場合ですが、重クロム酸カリだともっと短いのではないかと思われます。
重クロム酸カリは現在手に入りませんし、たとえあったとしても環境上、廃棄も厄介なので使わないのが最善でしょう。



[4] Re: 高感度フィルム反転 通太郎爺さん - 2023/11/26(Sun) 11:18 No.21665  

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1300 x 777 (267 kB)


高感度フィルムでも出来ないことはない、と言う実験でしたが、反転現像について、いろいろ分かったこともありカラーにも生かせそうです。

リコーもフィルムの販売に名乗りを上げたとか、今の処コダックのカラーだけのようですが、いけるとみれば手を広げるのでしょう。
私のカンとしては、いずれモノクロに集約されてカラーはAI着色になるのではないかと思っています。

リバーサルでもネガでもフィルムを使う以上、初期に現像されるのは銀塩が基盤となっています。
その銀塩に着色する時、色カプラーに頼るかAIに頼るかの違いなら市場の原理としてはモノクロがあれば事足りる、になってしまうような気がします。

現像と言う遊びのジャンルとして銀塩が残る、、、としたらの話ですが。



[5] Re: 高感度フィルム反転 通太郎爺さん - 2023/11/26(Sun) 11:49 No.21666  

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1300 x 883 (299 kB)


紙に焼いて写真表現をしていた頃のイメージにこだわっているからかもしれませんが、
モノクロのネガフィルムをデジタル的にソフトで反転させると、光の描写や質感の表現が、どことなくシットリ感に欠けるような気がして・・
今回ポジ現像をテストして、アレ??と思った次第です。

良くは分からないのですが、ネガのトーンカーブを単純に逆転させただけの(デジタル)ポジは、手作業で焼き付けていた頃のポジとは違っていて当たり前ですが、ポジ現像してデジタル化すると、フィルム上の画像をそのまま取り込むせいか少し昔風味が増すような気もします。

柔らかい光とか質感の描写とかもデジタルなペーパー上に出せるかもしれません。(年寄りの淡い期待ですね)



[21661/21659/21658/21656]  
[45:4] 溶ける原因判明 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2023/11/25(Sat) 11:45 No.21656  

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モノクロのポジ現像でエマルジョンが溶けて剥げ落ちてしまうという致命傷的な厄介な原因がやっと分かりました。

第一現像の時間です。
エマルジョンの薄い低感度のフィルムは何とかやれても高感度(400など)では第二現像で見事にずるずるに溶けてしまうことがほとんどでした。
第一現像の時間をネガ現像の時間を無視した長時間でやらないと高感度フィルムでは無理なようです。

例えばこの例のような400のフィルムならパピトールで2分もあればネガ現像ではバッチリですが、なんと10分以上でないと溶けます。

CanonFTb(presto400 2008.8 切れ)
papitol(x2stock)30cc+old270cc 21d.10min.
bleach(KMnO4): 3min.目視でフィルムの裏から画像が見えなくなるまで。
清浄:富士QW代用2min.全体に白かクリーム色になりベロはほぼ透明。
第二露光:両面1分ずつ、60W相当LED、150w電灯など。
第二現像:第一現像のままの液で20度4分、
スーパー富士Fix(これは不必要かもしれませんが、第二現像液を中和する意味で使いました)



[2] Re: 溶ける原因判明 通太郎爺さん - 2023/11/25(Sat) 11:52 No.21658  

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エマルジョンが厚く塗られた高感度フィルムでは、中まで現像液を浸透させてしまわないと漂白で完全に銀が抜けないらしいです。
漂白液が中途半端に残ったエマルジョンに浸透したまま、第二現像に入ると現像液のアルカリとの相互作用で幕を溶かしてしまうのではないかと考えています。



[3] Re: 溶ける原因判明 通太郎爺さん - 2023/11/25(Sat) 11:54 No.21659  

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兎にも角にも原因がはっきりしたので高感度フィルムもポジ化しやすくなりました。
低感度の物しかないポジ用モノクロフィルムに縛られることなくポジが出来ます。



[4] Re: 溶ける原因判明 通太郎爺さん - 2023/11/25(Sat) 13:55 No.21661  

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1300 x 786 (263 kB)


モノクロはもちろんですがリバーサルもネガカラーもネガポジもやってみて一番厄介で面白いのがモノクロのリバーサルのような気がします。

フィギュアスケートで言えば4回転ジャンプでしょうか。

確実にきれいに仕上がるまであと一息ですが、何と言っても漂白の時点から第二露光へとポジ画像のままで処理が進んでゆくのは気分爽快です。

AIでの着色が常態化するまでさほどの時間はかからないでしょう。
白飛がほとんどないポジモノクロでこそ完成度の高いAI発色写真が出来るのではないかと楽しみにしているのですが、はて、どうなることやら。

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