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最終更新時刻: 2024/04/15 16:40:21

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[18743/18742/18741/18740/18724]  
[521:10] 第一現像液のpHを下げてみる 投稿者:mglss 投稿日:2020/06/20(Sat) 20:14 No.18718  

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1536 x 2048 (1,508 kB)


こんばんは。
今日は晴れて時間もできたので、久しぶりにVelviaの現像実験をしました。
以前にもやった第一現像液のpHを下げる実験です。
以前は少ししか下げなかったせいか変化がなかったので、今回は多めにクエン酸を入れてpH=10.40あたりからpH=9.19まで下げてみました。

上側のものは、比較のためにデジタルカメラ(RX100M3)でWB=5500K固定で撮影したもの。
下側がVelvia100です。
結果は第一現像が足りずアンダーになりましたが、Velviaの赤みが取れて自然な発色になりました。
画像の色んな部分でRGB値を比べてみると、デジカメよりVelviaの方が青が強くなっています。
おそらくpHを下げすぎたのでしょう。他の写真でも高輝度部にうっすら青が乗っていました。

なお、苛性ソーダを入れて第一現像液のpHを上げる実験もしましたが、こちらは入れないときよりも更に赤が強くなりました。

Canon7, Canon 50mm F1.4, Velvia100 (6コマの短いストリップ).
第一現像: Papitol(stock100+water200) ロダンカリ10%=5.0ml クエン酸20%=10ml pH=9.19 38℃ 6min.
発色現像: CNL-N1RN補充液3倍希釈(A10+B5+C5+water280) 苛性ソーダ10%=5.4ml pH=11.79 38℃ 6min.



[2] Re: 第一現像液のpHを下げてみる 通太郎爺さん - 2020/06/20(Sat) 22:42 No.18719  

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1210 x 730 (145 kB)


pHを下げると効果があるようですね。これも新しい発見でしょう。
メトール添加でガクンとpHが下がるので、ひょっとするとメトールのせいではなくpHの下がることで効果があるのかもしれません。
ベルビアの実験ばかりやったのでフィルムが無くなってしまいました。
早速手配します。
SPDがPH8〜8.5程度なので3ピン屋さんの実験した長時間も理屈が合うかもしれません。

面白くなってきました。

これは低温で長時間の現像をやったものですが、ベルビアの赤が抑えられていると思います。
高温と強アルカリは現像促進の必須科目ですが、これとは逆の低温で長時間になるとモノクロ現像が抑制されて発色の方がが自然になるのかもしれません。

Crown Graphic Xenar 135/4.7
papitol(stock)150cc+old400cc=600cc+KSCN 1.5g (pH10.6) 20-24d. 30min.
C.D. 中外AB(stock)200cc+old400cc=600cc+CD4 2g 30d.4min.
bleach 25d.4min. fix 25d.3min.



[3] Re: 第一現像液のpHを下げてみる 通太郎爺さん - 2020/06/21(Sun) 07:13 No.18721  

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1393 x 1083 (276 kB)


これはメトール添加の例ですが、入れすぎたのか青いほうへ傾きすぎて発色のバランスも悪いです。

Crown Graphic Xenar 135mm/4.7 (velvia100)
papitol(stock)100cc+W100cc+old100cc+メトール 3g=300cc KSCN なし 38d.8min.
発色:中外AB(new)200cc+old200cc+CD4 2g 33d.5min.



[4] Re: 第一現像液のpHを下げてみる mglss - 2020/06/21(Sun) 20:16 No.18722  

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1536 x 2048 (1,078 kB)


Velviaで赤っぽさが取れたのはいいのですが、よく見ると抜けるべきハイライトがシアンになっているのが気になっています。
今回の実験はPapitol3倍希釈でやっているので、指定濃度の2倍希釈だとどうなるのかも気になるところです。
ぜひ追試をお願いいたします。

一応、第一現像のpHを高めたときの写真も上げておきます。
上がRX100M3、下がVelvia100です。
明らかに赤が強く、全体がオレンジっぽくなっています。

第一現像: Papitol(stock100+water200) ロダンカリ10%=5.0ml 苛性ソーダ20%=5ml pH=11.35 38℃ 5min30sec.
発色現像: pHを下げた前回と同じ



[5] Re: 第一現像液のpHを下げてみる 通太郎爺さん - 2020/06/21(Sun) 21:28 No.18723  

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356 x 552 (115 kB)


mglssさんの例は、漂白不足のような感じもしますがどうでしょうか。
第一現像でのpHが強いと、画像が薄くなるような気がしますが・・
赤を抜くのに少しは効果があるのかもしれませんね。やったことがないので分かりませんが、まずはモノクロで画像の調子を見るところからやってみます。

ベルビアの赤っぽさ(マゼンタ被り)のひどいものは、左側のような画面で、全くどうなることやら・・といった感じです。
それなのに「退色復元」をかけると、普通にちかくなるのが摩訶不思議です。

Rolleicord 5b 16コマ・マスク使用 
papitol 120cc(指定濃度)+KSCN 1cc(0.5g) 37-8度 3分30秒
拭取り(この時第二露光の感じになる) 
発色:中外AB 200t+NaOH 2g CD-3 1g 35-8度3分30秒



[6] Re: 第一現像液のpHを下げてみる 通太郎爺さん - 2020/06/22(Mon) 06:17 No.18724  

上に

>漂白不足のような・・

と書きましたが、定着液の弱ったときもヌケが悪くなることがあります。
ひょっとしてのことですが・・・

余談ですが、定着液は意外に使用による劣化が早く、カラーでは目立ちにくいので厄介です。
私の場合(数十年単位ですが)定着不良でモノクロのフィルムがかなりの数、だめになりました。
見た目に画像がちゃんと見えるので気付かずにやった失敗です。



[7] Re: 第一現像液のpHを下げてみる mglss - 2020/06/26(Fri) 22:02 No.18740  

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1024 x 684 (537 kB)


こんばんは。
前回の続きで、Papitolの指定濃度、2倍希釈でpHを下げる実験をしました。
前回のpH=9.19は下げ過ぎだったようなので、今回はクエン酸量を少し抑えめにしてpH=9.65です。
結果は良好で、赤寄りでも青寄りでもない、ニュートラルな発色になりました。
撮影済みのVelviaが最後の4コマしかなかったで、かなり短いストリップでの実験になっています。
色は補正なしで、輝度のカーブのみ編集しています。

第一現像: Papitol[stock=150, water=150] ロダンカリ10%=6.0ml クエン酸20%=9.0ml pH=9.65 38℃ 6min.
発色現像: CNL-N1RN[補充液3倍希釈 A=10, B=5, C=5, water=280] 苛性ソーダ10%=5.4ml pH=11.79 38℃ 6min.
なお、クエン酸は掃除用の無水物です。
pHは25℃付近での計測です。



[8] Re: 第一現像液のpHを下げてみる mglss - 2020/06/26(Fri) 22:03 No.18741  

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1920 x 1050 (297 kB)


ストリップ全体はこんな感じです。
スキャンのプレビュー画面です。



[9] Re: 第一現像液のpHを下げてみる mglss - 2020/06/26(Fri) 22:09 No.18742  

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1999 x 1333 (108 kB)


うーん、漂白か定着不足ですか。
No.18722は短いストリップなので、漂白と定着は短くてもいいと思い、適当に常温、目視でやっています。
処理時間は、目視で抜けたと思った時間の2倍くらいです。
液は両方共リバーサルを15本くらい処理したものです。
見た感じはフィルムに濁りがないので大丈夫だと思ったのですが、念の為再漂白、定着してみます。

第一現像のpHを高めて画像が薄くないのは、時間短縮したためです。6分やると薄くなるので、適当に30秒短縮したところ、ちょうどよい加減になりました。

No.18723であげられた写真は、私が以前、発色現像で苛性ソーダを入れすぎた際に発生したものと似ています。
この画像は、私がこちらの掲示板を見て現像実験を始めた当初、2018年のもので、まだちゃんとデータを取る習慣がなかった頃のものですが、一応メモが残っていました。
メモによると、Velvia100、CNL-N1Rを3倍希釈で、苛性ソーダを2.5g入れています。
この頃の実験結果によると、Velviaは発色現像で苛性ソーダを増やしていくと、最初は緑が強まっていき、ある時点から赤マゼンタが強まっていくようです。



[10] Re: 第一現像液のpHを下げてみる 通太郎爺さん - 2020/06/26(Fri) 22:23 No.18743  

18740はいいですね〜。ほぼ完ぺきに近いのではないでしょうか。
フィルムが短いので36枚全体での推測がむつかしいですが、全体のpHの傾向としては下げる方向でよいかと思います。
18740でパーフォレーションの数字が本来は黄色いのですが、赤いのが何を意味するのか気になります。

しかし、画像はきれいでいいですね。

苛性ソーダの入れすぎで再度赤くなるのが分かって参考になりました。

Velviaがやってきたのでテストしてみます。
一連の実験とても参考になりました。ありがとうございます。



[18739/18738/18737/18736]  
[522:4] D23モノクロ現像液 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2020/06/26(Fri) 20:36 No.18736  

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1354 x 1004 (296 kB)


D76はあまりにも有名で世界標準と言っても通用する現像ですが、その陰?に隠れてD23というメトール単体の処方があり、今風のフィルムにはこの方があっているような気もします。

今回はFoma panの4x5なのでどうかと思いましたが、粒状も良いようでこれなら使えそうです。

crown graphic Xenar 135mm/4.7 (fomapan320)
D23(new)150cc+(old)300cc=450cc 27d.7min.



[2] Re: D23モノクロ現像液 通太郎爺さん - 2020/06/26(Fri) 20:37 No.18737  

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1347 x 940 (329 kB)


少し高温ですが荒れることもないようです。雲のあたりの粒子はこのフィルムの特徴・・というかASA320が無理しているような感じです。



[3] Re: D23モノクロ現像液 通太郎爺さん - 2020/06/26(Fri) 20:47 No.18738  

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1358 x 1071 (335 kB)


フォマパンの4x5はフィルムの梱包がチャチなので湿気が入りやすく開けたばかりの箱でもフィルムどうしが付着していたりします。
黒いビニールの袋に入れてはあるのですが、袋の口が紙テープで止めてあるだけなので完全に密閉しません。
乾燥しているヨーロッパではこれでよいかもしれませんが湿度の高い日本では通用しませんね。
購入の節はご用心あれ!



[4] Re: D23モノクロ現像液 通太郎爺さん - 2020/06/26(Fri) 20:50 No.18739  

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1358 x 1071 (315 kB)


とりあえずはD23は使えます。
メトールの単薬ですからミクロファインと同じとみてよいでしょう。

D23のレシピです。
水 750ccにメトール8g 無水亜硫酸ナトリウム 100gだけです。亜硫酸ナトリウムは70gぐらいでも大丈夫です。



[18735/18734/18733/18732]  
[523:4] T-Max400とカラー現像液 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2020/06/25(Thu) 21:44 No.18732  

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1500 x 962 (365 kB)


リン酸三Naとメトールそれにアスコルビンで作った現像液での実験で、それなりに画像が出るのですがベースの抜けが悪く薄いセピアの発色となります。
ベースのセピアは発色現像液に浸すと3分ほどできれいに透けます。?????

で、カラー用の何らかの薬品がモノクロのフィルムに塗ってあるような気がしました。(山勘ですが)
早速、カラー現像液でやってみたら普通にできました。
一般のモノクロフィルムでは20〜30分かかるはずなのに5分で仕上がります。

カラー液実験(T-Max400)
中外AB、2倍液 150cc+old 150cc+CD4 (2g)=300cc pH10.5 35-6d. 5min.
パターソン 温度。少々時間多過ぎ



[2] Re: T-Max400とカラー現像液 通太郎爺さん - 2020/06/25(Thu) 21:48 No.18733  

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1549 x 960 (358 kB)


粒状は決して良くありませんが、とにかく短時間で画像が出来上がるのが怪しい。
何か、カラー用の薬品が関係しているのではと思います。



[3] Re: T-Max400とカラー現像液 通太郎爺さん - 2020/06/25(Thu) 22:14 No.18734  

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1507 x 946 (378 kB)


D76やSPDなど一般の現像液では現像しにくく、悪評のため専用ともいえる現像液を出しましたが、これも完ぺきではないようで、どこかに無理があるようです。



[4] Re: T-Max400とカラー現像液 通太郎爺さん - 2020/06/25(Thu) 22:18 No.18735  

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1463 x 917 (576 kB)


ぬけの悪いのも評判で、10分も20分も定着に漬けておくなどという話も聞きました。
大げさとはいえ、定着でのヌケの悪さには往生しました。

何かとうまくいかないフィルムなのでもう少し実験してみます。



[18731/18730/18729/18728]  
[524:4] カラーの自家現像 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2020/06/24(Wed) 06:46 No.18728  

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904 x 900 (305 kB)


今や銀塩写真はアマチュアの独壇場といっても過言ではないでしょう。
プロは仕事にならないのでフィルムは使いませんし手間暇かかる現像などやっていられません。
プロのラボも殆ど消えて、あってもとんでもなく高価で遅く、結果が良くない場合も多いようです。

たまにネット上でフィルムを使った画像を見かけても、マゼンタ被りしているものを知らずに出しているアマチュアがいたりして、がっかりです。

プロラボは今や風前の灯火、フィルムはすべて自家現像が常識となる時代が目前に迫っているように思います。

今回もテテナールの現像ですがこれだとE-100も生き生きしてきます。

Zenobia C-1 (kodak E100)
tetenal (old)300cc+(new)300cc=600cc 38d.5min.
C.D. tetenal(old)300cc+中外AB液(原液2倍濃度)150t+水150t=600t+CD3 (4g) 37d.5min. 第一現像液古くごみ多し



[2] Re: カラーの自家現像 通太郎爺さん - 2020/06/24(Wed) 06:58 No.18729  

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888 x 900 (161 kB)


今は市場にあるのかないのか定かではない現像液ですが、かって世界中に通用していた自家現像の為の現像液なので、この仕上がりを標準と思ってもよいのではないでしょうか。

第一現像後のふき取りも露光もなし、第一現像液を排出してすぐ水洗(約2分)タンクは開けないまま発色現像液を注入しています。
発色が終わった後、漂白、定着は明るい部屋でやっています。



[3] Re: カラーの自家現像 通太郎爺さん - 2020/06/24(Wed) 08:08 No.18730  

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1373 x 874 (374 kB)


テテナールは優秀な現像液なのですが、唯一の欠点は劣化が意外に早く、しかも今回の場合10年以上と思われる歳月がたっています。
密封という条件をみたしていたとはいえ外に出せば一気に劣化が進む可能性があります。

テストの結果、何とか使えますので、早急に使い切ってしまいたいのですが選んだ季節が悪く梅雨の晴れ間を狙うしかありません。

super ikonta (530/2) (kodak E-100)
tetenal 600cc(provia とこの2本を別々に現像した後、廃棄) 38度5分30秒 
発色:tetenal (new)200cc+(old)800cc=1000cc pH13.4 +CD-3 15g pH12.3 この内の600tでE100とprovia 二本を別途に現像 38度5分 



[4] Re: カラーの自家現像 通太郎爺さん - 2020/06/24(Wed) 08:24 No.18731  

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1414 x 867 (276 kB)


ずっと以前使っていた頃は10本ぐらい撮りためてから一気に現像していたので最初に撮影したフィルムと最後の差が3か月ほど違っていたりしました。

撮影したまま湿度にさらすとフィルムのほうの変化が激しくせっかく良い現像液を使ったのに発色がよくありません。

E-6のキットなども使いましたが、高価で劣化という点では結果はあまり変わらずでした。
テテナールも少なくなってきましたが、これを参考にして河野式リバーサル簡易現像を改良できればと思っています。
データ上に同じ



[18727/18726/18725/18716/18714]  
[525:5] 135ネガカラーISO400→1600反転現像 投稿者:3ピン屋 投稿日:2020/06/19(Fri) 22:43 No.18714   HomePage

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1200 x 801 (200 kB)


しばらくやれなかった実験、かなりまともに成功です。ウチの近所、日暮れ後に撮影。
カメラはリコーXR8、レンズはリケノン50mmF2.0、ISO1600に露出計をセット、フィルム
はフジISO400です。写界のまま露出計指示通りの露出です。

第一現像:SPD(スーパープロドール)ウナタレ:いつも白黒に使ってます。
     ロダンカリは入れてません。時間は師匠の提案どおり120分で
     常温、攪拌は30分ごと適当でした。 

発色現像:BAN1のウナタレ、ときどきCD4なども追加。

スキャンPlustek OpticFilm8100 + VueScan 7200DPIです。GIMPでざっと編集しました
が彩度はいじってません。縮小したものに元サイズのを貼り付けました。

これまでの第一現像でやってたコレクトール + ロダンカリ:濃いの薄いのに比べて
感度はしっかり出ており、暗部でもまともな描写、すとんと落ちたりしませんし、
肉眼で見たより色が出ています。

3回ほど時間短いのも含めてやってみて間違いなくできるようですし、時間も120分が
いいようです。もっと長くは試していません。

この条件でも攪拌ムラは出ません。粒状性はISO100版と比べても大きく劣る事もあり
ません。

SPD常温長時間現像、120のISO160でもやったのですが、これまでよりは良いものの
やはり色がもっさりして暗部描写が良くありません。



[2] Re: 135ネガカラーISO400→1600反転現像 通太郎爺さん - 2020/06/20(Sat) 06:38 No.18716  

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1250 x 791 (148 kB)


3ピン屋さん、お久しぶりです。
SPDとはオドロキモモノキです。新しい発見ですね。
長時間現像はやってみると案外楽ちんなもので、その間に別の作業もできるし、撹拌などさほど気にしなくてもムラも出ないようです。
カラーフィルムの性質として、現像された部分はそれ以上進まず、現像が不十分な部分が自動的に進んでいく感じなのでカラーでは長時間現像が基本なのかもしれません。
プロのラボでは営業上の時間の制限もありやりたくても出来ないのでしょう。アマチュアの特権です。

このフィルムは夜の光に強いようで、フィルム独自の雰囲気が出ますね。

160NSはエマルジョンが違うようで、ネガポジには不向きかと思います。私もうまくいきません。

この長時間現像は大いに参考になります。私もやってみます。ありがとうございました。

Nikon F4 AF nikkor 28mm/2.8 (fuji 100→400) 
papitol 100cc→430cc KSCN 0.75g) 38度4分
C.D. ネガ用 Re50cc 36-7度6分 オリエンタル漂白 スーパーフジフィックス



[3] Re: 135ネガカラーISO400→1600反転現像 3ピン屋 - 2020/06/22(Mon) 22:57 No.18725   HomePage

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1200 x 811 (186 kB)


本日同じ現像条件に、第一現像の後アルカリ浴を足してみました。シュテックラーの
応用です。pH10ぐらいに調整した重曹+水酸化ナトリウム35℃6分ぐらいです。

結果は思わしくなく3200や6400への増感はできませんでした。

岩見沢市内、キヤノンAV-1、NFD50mm F2.0 フィルムはフジのISO400です。

SPD常温、まだ時間を120分から180分に延長するのは可能性として残ってるけど、現像
やってるのを忘れてしまいそうですね。



[4] Re: 135ネガカラーISO400→1600反転現像 通太郎爺さん - 2020/06/23(Tue) 09:26 No.18726  

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1300 x 817 (348 kB)


おはようございます。シュテックラーは新しい実験ですね。参考になります。
ネガカラーフィルムの場合は、銀塩が可能な限り少なくしてあるらしく、第一現像である程度の変化をした後はびくとも動かない感じです。

少ないだけにネガポジ現像の第一では、温度や時間には敏感というかナーバスな反応を示します。
光に感応した銀塩はカラーカプラーに対して、受けた光の信号を伝えるだけの役割しか持っておらず、自ら画像を形成するだけの力は無いに等しいようです。

ネガカラーをモノクロ現像してみるとわかりますがRGB各層の夫々に別れて受けた信号のまま現像されるので、ヌメ〜ッとした眠い画面となります。
光の強弱だけを正確にとらえているモノクロフィルムの画面とは明らかな違いがあります。

ネガカラーの場合、ふき取り時の露光は各層の受けた信号をさらに強調させてやる意味があると思います。
やりすぎると全部が同じ強さになってしまい、撮影時の色の差がはっきりしなくなって画像が汚れるようです。

昼より夜のほうがうまくいくのは、幅の少ない人口の光で、フィルムの一番上にあるシアンの層が吹っ飛んでも目立たないからだと思います。

何しろ新しい分野なので各種の実験は貴重です。ありがとうございました。

canon FT canon FL50mm/1.8 (富士記録用-100)
papitol Re 40cc/300cc+KSCN 0.5g 23度5分30秒 
水洗後拭取り(60w相当LED30-1m 約2分)
発色Re40t/300t 30度6分 EDTA 5分 S.Fujifix 3分



[5] Re: 135ネガカラーISO400→1600反転現像 通太郎爺さん - 2020/06/23(Tue) 09:36 No.18727  

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1300 x 824 (226 kB)


18726と同じデータで低温での実験です。
2分30秒からすれば5分は倍ですが、あえての時間延長とは言えません。
フィルムの3層全部の現像のバランスは保てたように思います。

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