ヒストグラム
1300 x 804 (258 kB)

以前のフィルムではSPDとの相性が悪く絶対といってよいほどダメでしたが、最近のフィルムでは少し弱め？の子の現像液が良いようです。

Nikon S3 (kodak proimage 100)
SPD(2倍濃度補液)50cc+old250cc 25d.20min. C.D.(CNL-N1R)50cc+old250cc+NaOH 1g (pH13.6)+クエン酸1ｇ(pH11.9)+NaOH 0.3 (pH12.0)35d.5min. 原版マゼンタ被り。退色復元

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1300 x 848 (323 kB)

原版はマゼンタ被りが強いものの、何とかなりそうな雰囲気です。

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1300 x 787 (149 kB)

ネガカラーのフィルムを無理やりポジ化する現像では、フィルムに塗られている感光材の変化が微妙に結果を左右します。
ネガカラーとしては問題なくとも、ポジにした場合の画面がメーカーはもちろん同じメーカーでもフィルムによって大きく変わってきたりします。
5〜6年前のレシピがほとんど通用しないことが多いのです。

これも以前の通りにやってもダメな例です。

Nikon F nikkor 50mm/1.4 (fuji premium 400) papitol(二倍濃度保存液)125�t+水300cc+KSCN 0.5g 25度5分30秒　
発色：CNL-N1R(補充液)25cc+old350cc 32度5分

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1300 x 824 (134 kB)

明らかに第一現像の不足と思われますが、暗い部分の落ち方や発色の悪さなどの様子を見ると、第一現像液が強すぎて、飛んでしまったような感じです。

現像液を弱める方が良いかもしれません。

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1200 x 767 (197 kB)

kodakも似たような傾向で、こちらは真っ赤になって手に負えません。


NikonS nikkor50/1.4 (kodak Proimage 100) papitol(2倍濃度保存液)100cc+(KSCN入り古液)200cc 36−7度　6分　露光方も重なったover C.D.(CNL-N1R補液)100cc+old200cc pH12.6

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1300 x 863 (153 kB)

一般的と思われるFujiの100を使ってみましたが、第一現像が強い感じは抜けません。

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1300 x 825 (299 kB)

殆どのエマルジョンが飛んでしまって一番奥に塗ってある部分だけが残ったようです。

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1300 x 830 (294 kB)

原版は真っ赤なままでもエプソンスキャンの「退色復元」をかけるとほぼ正常に復帰します。
第一現像か発色か見当がつきかねています。
今回は発色液のpHを10.6とネガ並みに下げてみましたが変化なしです。

Nikon S2 (kodak proimage100)
SPD(2倍濃度液)50cc+old250cc 25度20分
C.D. (CNL-N!R)50cc+ネガ用250cc pH10.6 36度5分

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1300 x 840 (143 kB)

原版が真っ赤では、そのままプロジェクターにかけてスライドとしてみることはできません。
富士の方はほぼみられる状態まで行きましたがコダックのこのフィルムは補正しないとだめです。

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1300 x 794 (171 kB)

それにしても富士のネガカラーフィルムはどうなったんでしょうね。
やる気がないような雰囲気ですので、もうあきらめの境地です。
今後はコダック頼みで行くしか無いようで、それもいつまで続くやら・・
そろそろ腹をくくる時期かもしれません。

ヒストグラム
1300 x 808 (305 kB)

SPD現像での結果ですが富士とは大違い、画面全体が真っ赤でナンジャコレ状態です。
反転画像はシッカリしていますので第一現像から発色へと進む工程に問題はないと思われます。


Nikon S3 (kodak proimage 100)
SPD(2倍濃度補液)50�t+old250cc+KSCN 2cc(1g) 25d.6min.
C.D.(CNL-N1R補)50cc+old250cc pH12.3-4

ヒストグラム
1300 x 810 (274 kB)

第一現像でのKSCNの影響も大きいようでSPDにしては現像時間が短くなっています。
フィルムの最初のリード部分の色は普通のネガカラーの薄い橙色（アンバー）なので発色に問題ありなのか第一現像によるものか不明です。

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1300 x 778 (386 kB)

上の21169をエプソンスキャンで退色補正をかけて取り込むと、あら不思議、思ったより良い結果となりました。
補正ありきで作られているネガカラーならではの現象なのでしょうか？

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1300 x 813 (224 kB)

赤系統に引きずられている感じですが全体のバランスはまあまあかもしれません。
だとすれば、この赤さえ押さえることが出来れば、かなり良い結果になるのでは・・とも思われるのですが・・・

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1300 x 863 (189 kB)

先が見えないのが「藪医者」だそうですが、何とか少し藪の向こうが見えてきた感じです。
全く先が見えない「土手医者」よりは少しマシかもしれません。

Nikon S3 フォクトレンダー・skopar 25nn/4 (fuji 100)
第一現像：SPD(2倍濃度保存液)50cc+old400cc 25度25分　
C.D.　(CNL-N1R)50cc+old400cc+CD3 2g pH11.6 35度5分

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1300 x 866 (206 kB)

上に貼った原版の、写真の写りが悪いですが、実際は「ほぼポジ」です。
色々やってみた結果、第一現像にはフィルム現像剤のSPDを使いました。
papitolでは強すぎるようでうまくいきません。KSCNも使いませんでした。
スキャナーで取り込んだ画面よりも直接見た実際の画像の方が綺麗ですが、退職復元をかけると見た目に近づきます。

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1300 x 801 (181 kB)

現像温度は24−5度と低く、時間は25分の長時間です。
ネガカラーは補正ありきのフィルムなので、色調がフィルムのメーカーごとに違っているようで困りますが、まずは手に入りやすい富士からです。

ヒストグラム
1300 x 801 (228 kB)

銀塩が少ない（薄い）せいか、第一現像の仕上がり具合がとらえにくいような気がします。
少しマゼンタに傾いているのは発色現像液のpHがポジにしては低いからかもしれません。