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最終更新時刻: 2025/06/29 13:38:54

−スレッド一覧 (最新 20 件) −

1: 現像液レシピ (3) 2: 写真展参加のお知らせ (6) 3: 多種多様なモノクロ現像液 (6) 4: ビタミンC現像液 (1) 5: 現像液レシピ (1) 6: モノクロポジへのこだわり (3) 7: ブローニーの失敗 (5) 8: 失敗は90%以上 (4) 9: ブローニーでうまく行ったもの (3) 10: 漂白か定着か??? (6) 11: カラー用の漂白はダメ (3) 12: モノクロポジ現像 (2) 13: NewSeagull100のポジ現像 (2) 14: 東京駅 (4) 15: sigmaDP2merrill 原寸で出します (2) 16: LEICAデジタル (2) 17: ネガカラーフィルム (2) 18: カラーでのRAW現像 (7) 19: 古いモノクロフィルム (4) 20: 古いデジカメでのRAW現像 (3)

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[22091/22090/22077]  
[1:3] 現像液レシピ 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2025/05/27(Tue) 16:01 No.22077  
現像液について書いてみます。先ずはごく一般的なモノクロフィルム用現像液D76です。

水 750t(40度程度の方が薬が溶けやすい)
  
メトール   2g
Na2SO3(亜硫酸ナトリウム)  100g
ヒドロキノン(ハイドロキノン)  5g
硼砂(ほうしゃ)  2g
水(40度程度の)を加えて1000tとします。

この順番に溶かすとうまくいく。メトールは少し溶けにくいので気長にやること。

昔のフィルムは薬の幕が厚いので20度で10〜20分程度、やりすぎると空などの明るい部分が真っ黒(ネガの場合)になってしまい、焼き付けるときに難渋したものですが、最近のフィルムは薬が薄いため、6〜10分でも十分です。
間違って長めにやってしまっても、ある程度の所で現像が進まないので黒焦げにはなりません。

D76は古い処方なので使い物にならない、という人もいますが、自家調合するなら安定して作りやすい液だと思います。
亜硫酸ナトリウムや硼砂も少々減らしても今のフィルムには対応するようです。

あまり長持ちしないので10日ぐらいをめどに使い切る量を分けて残りを小瓶に密封するとよいと思います。
少々茶色になってもさほどの能力は落ちません。



[2] Re: 現像液レシピ mglss - 2025/06/29(Sun) 12:17 No.22090  

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810 x 1200 (212 kB)


こんにちは。
あげていただいた処方を参考にD76もどきを作り、モノクロネガを現像してみました。

亜硫酸Naは大半が保恒用だと思うので、大幅に減らして20g/Lとしました。
硼砂は持っていないので、炭酸Naと炭酸水素NaでpH=8.5くらいに調整しました。

結果は、普段使っているspdと比べると若干像が薄く、コントラスト弱めに仕上がりました。
この画像はPCでコントラストを補正していますが、紙焼きすると眠い写真になるかもしれません。
次にやるときはもう少し現像を押してみようと思います。

粒状感はspdと変わりない印象で少し荒れ気味。
シャープネスは高く、この画像では分かりませんが、等倍で見るとナプキンのシボやケーキの粉糖までハッキリと判別できます。
これはPearl2のレンズの良さかもしれません。

モノクロネガ現像液を作るのは難しくないので、しばらくはパラメータを変えたり別の処方を試したりして遊んでみようと思います。


1L
メトール 2g
亜硫酸Na 20g
ヒドロキノン 5g
炭酸Naと炭酸水素Na -> pH=8.5

Pearl2, NEOPAN ACROS100.
20℃, 7m15s.



[3] Re: 現像液レシピ 通太郎爺さん - 2025/06/29(Sun) 13:38 No.22091  

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1380 x 850 (214 kB)


少々眠いのは亜硫酸ナトリウムが大幅に少ないせいからではないでしょうか。

あまり保存にこだわらないのならpHだけの問題なのでこのレシピで十分だと思います。
パールのレンズはどれも優秀ですが、ブローニーフィルムを4.5x6cのサイズで使うとフィルムの中心部の浮きが少なく平面性がよくなるからだともいわれます。
最近のフィルムは性能も良いのでこのサイズは見直されても良いと思います。

反転現像すると、さらに粒状性が良くなります。
最初に露光された大粒の粒子が流されて裏にあった細かい粒子の方が画像として出てくるからだと言われていますが詳しく調べたことが無いので分かりません。
いつか試してみてください。
pearl (T-max100) papitol 50cc+400cc 26d. 7min. 水洗後、過マンガン酸カリ漂白全体がクリーム色となり画像が裏面に見えてくるまで3分清浄液4分 第二露光2〜3分第一現像液に30t入替3分スーパー富士フィックス



[22089/22088/22086/22076/22073]  
[2:6] 写真展参加のお知らせ 投稿者:kazuleo 投稿日:2025/05/23(Fri) 10:15 No.22071   HomePage

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1748 x 1181 (230 kB)


例年開催の127フィルムカメラで撮影された写真展、「4x4 Photography」vol.9に参加します。最終土日は、かわうそ商店さんのフィルム販売も開催です。
お時間ございましたら是非お立ち寄りください。なお、フィルムプロセッサー「AGO」の展示も行います。
今回は作品候補になるモノクロが無く、カラーポジとカラーネガからのプリント各1枚を出展。なお、どちらも色むらに悩まされていて、本日再々度のプリントで何とか間に合わせたいと少し切羽詰まってます。

会期 : 2025年5月31日(土)〜 8日(日)
時間 : 10時30分〜19時、初日15時〜・最終日16時迄 休廊 : 6月5日(木)
会場 : 東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば地下1階 CCAAアートプラザ 四谷三丁目ランプ坂ギャラリーランプ 1・3



[2] Re: 写真展参加のお知らせ 通太郎爺さん - 2025/05/23(Fri) 10:19 No.22073  

お知らせ有難うございます。
何とかお邪魔できると良いのですが、体調の件もあり、奮励努力してみます。



[3] Re: 写真展参加のお知らせ kazuleo - 2025/05/23(Fri) 22:45 No.22076   HomePage

通太郎さん、もちろん無理はなさらずに。
因みに私の在廊は、5/31、6/1、6/4、6/7-8です。



[4] Re: 写真展参加のお知らせ kazuleo - 2025/06/25(Wed) 20:20 No.22086  

遅くなりましたが、出展作品をこちらでお披露目します。

左:カラーリバーサルからのRA-4リバーサルプリント
  タイトル:耀櫻(靖国神社)

右:カラーネガからのRA-4プリント
  タイトル:妖櫻(日枝神社)

残念ながら、今回は買い手がつかなかったので、自宅の壁に掛けてしばらく楽しみます。

次の写真展は8月お盆過ぎで、モノクロ銀塩プリントの予定です。



[5] Re: 写真展参加のお知らせ kazuleo - 2025/06/26(Thu) 21:39 No.22088  

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しかも、アップするスレッドを間違えてるし、暑さか老化か・・・



[6] Re: 写真展参加のお知らせ 通太郎爺さん - 2025/06/27(Fri) 10:52 No.22089  

少しの間、所用などあって東京を離れておりました。ネットもTVもない環境でしたので失礼いたしました。
展示会を開くなど大変なエネルギーで、相変わらずの元気なお便り嬉しいです。
フィルムの高騰が止まりませんね。                                                                    私が写真を始めた頃(70年以上前)に戻ったような気がしますが、当時との違いはデジカメのあるなしだと思います。
「写真を撮る」行為は同じかもしれませんが化学薬品でフィルムを現像する部分は、全く異質な趣味だと思います。

ネガカラーもポジカラーもカラーカプラーを使って画像を出しますのでフィルム上に残っているのは色素だけとなります。
銀塩にこだわるならモノクロフィルムかもしれません。

ぜひぜひモノクロもお忘れなくお願いいたします。



[22087/22085/22084/22082/22081]  
[3:6] 多種多様なモノクロ現像液 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2025/05/30(Fri) 10:00 No.22080  
この他にも、シュテックラー二浴式やピロカテコール(昔パイロと呼ばれて写真館などが使っていた)ものなどいろいろです。
検索すればほとんどの現像液が出てきますが、70年以上も現像をやってきた私からすると、いろいろな記述の中で、たった一つ抜けている部分があるような気がします。
それはフィルムが変わったということです。昔の厚い塗布幕、そして粒状の荒いフィルムと現在の薄膜微粒子(又は、粒状の揃った)フィルムとでは現像方法も薬品の使用方法も違ってきたという感じがします。

世界的な銀の暴騰以来、技術力のあるメーカのフィルムは目を見張るような進歩(退化?)をしました。

早い話が、現在のフィルムは昔ほど現像液の影響を受けない感じです。つまり、かなりいい加減でも現像できてしまうということです。
学術的な分析を言い出せばあれこれあるのでしょうが、実際に現像してフィルムとなった場合目で見た差異は区別がつきにくいと思います。
ましてや、スキャナーで取り込んでモニターで見る限り修正の幅も広く昔なら失敗と思えるフィルムもほとんど問題なく使える状態となります。

要するに、あまり細かいことを気にせず自分なりの現像方法で実行あるのみだと思います。現在のフィルムは充分それに耐える性能だと思います。



[2] Re: 多種多様なモノクロ現像液 通太郎爺さん - 2025/05/30(Fri) 10:06 No.22081  

昔の風味を残していたエフケも消えました。ヨーロッパの小さなメーカーの4x5インチ版には今もその風味が残っているようで技術的に大判フィルムへの塗布方法があまり変わっていないものと思われます。
昔の現像液が生きる場所?かもしれません。



[3] Re: 多種多様なモノクロ現像液 mglss - 2025/06/15(Sun) 14:12 No.22082  

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こんにちは
モノクロ現像薬の調合は難しくないようですね。
カラーリバーサルの第一現像では色々と調合して遊びましたが、基本となるモノクロネガはやっていませんでした。
薬品は手元にあるので、D76あたりから挑戦してみたいです。

カラーリバーサルはもう厳しくなりましたが、モノクロやカラーネガは新しい商品が出ていますね。
先日発売されたKENTMERE200はグレーベースが薄くコントラストが高いとのことで、モノクロリバーサルに向いているのでは?と思っています。
MarixのSiltaもオレンジベースがないカラーネガということ面白そうです。

画像は何の変哲もない、XTRA400をORIENTAL CNLで現像したものです。
ネガポジ反転はフリーのRAW現像ソフトのARTを使用しています。
Rawtherapeeからフォークしたソフトで、フリーソフトの中では一番ネガポジ反転がしやすいと思います。



[4] Re: 多種多様なモノクロ現像液 通太郎爺さん - 2025/06/15(Sun) 16:01 No.22084  

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1200 x 776 (256 kB)


お久しぶりです。ぜひ挑戦してみてください。

現代のフィルム?のモノクロのネガ現像は、やって見ると思いのほか簡単で昔のフィルムと違って、かなりいい加減でも出来てしまう感じです。

mglssさんの実力なら、張り合いがないと思われるかもしれません。
ネガを反転するソフトも良く出来たものが多いようですが、やはりフィルムのままポジで見るという魅力も捨てがたいと思います。
ネガカラーのポジ現像も少々難度が高いとも言えますが、銀塩(モノクロ)とカラーのエマルジョンを入れ替えるという点ではポジカラー用に作られたフィルムとやり方が大きく変わるわけではありません。

一番厄介なのがモノクロのポジ現像だと私的には思っています。
昔のフィルムは銀塩の幕が厚く塗られていたので漂白液も今は環境問題から使えない重クロム酸カリでスッキリ行きましたが、今のフィルムは薄く塗られたものが殆どなので難しくなっています。
でも、フィルムマニアとしては、難しくなればなるほど挑戦してみる価値があるような気がします。

Nikon F2 (seagull 100) papitol (new)100cc/250cc+KSCN 1cc(0.5g)でブローニーRVP現像の後の液にnew 30cc 26度2分30秒 ニクロム酸漂白2分30秒 E6風の反転液(上澄みにEDTA2Na 2gを亜硫酸Na液に溶かしたものと混合)300t 3分 第二現像 第一現像液にpapitol 50cc(new)添加で3分 ここでの反転液はあまり意味がなかったようです。



[5] Re: 多種多様なモノクロ現像液 kazuleo - 2025/06/25(Wed) 20:13 No.22085  

通太郎さんのフィルム現像に関する知識と経験の多さには驚嘆です。
市販現像液でたわむれるのが精一杯で、なかなか薬液の幅を広げるところまではたどり着けていません。

フィルムの進化がある程度行き着いてしまった結果、従来の処方が必ずしも正解ではなくなっているという認識も、数多くの経験に裏打ちされた確かな目があるからでしょう。

本来ならば、その検証を行う責務が我々には課されるのでしょうが、どこまで行き着けるのだろうか。。。



[6] Re: 多種多様なモノクロ現像液 kazuleo - 2025/06/26(Thu) 21:38 No.22087  

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肝心な写真を上げ忘れてましたね・・・



 
[4:1] ビタミンC現像液 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2025/05/29(Thu) 21:17 No.22079  
少し変わったものとしてビタミンCを使った現像液があります。原液は保存性がよく1年ほどでも何ともなかった経験があります。
作った原液を50倍に薄めて使うので一度作ると使うときに薄めるだけで便利です。

TEA(トリエタノールアミン) 100t
フェニドン  0.25g
アスコルビン酸  10g

TEAはネットでも買えますが、ドロリとして扱いは少々厄介です。少し温めて(湯煎するのが安全でしょう)その中にフェニドンとアスコルビン酸を溶かし込みます。
現在ではフェニドンの入手が難しいようなので、これをメトールに変えますメトールだと1g〜2g入れないと効果的ではありません。
アスコルビン酸は大手の薬局で注文すれば取りよせてくれます。

この他にもネットで検索すればモノクロ現像液がいくつも出てきますが、実際にあまり現像をやったことがない方が書いているものもありますのでご自分で確かめるのが肝心です。

多くの処方は古いもので、昔のフィルムには対応していますが現在のフィルムに使うと薬品の無駄が多いです。
自分が常時使うフィルムに合わせて変化させて使うのが賢明かと思います。



 
[5:1] 現像液レシピ 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2025/05/28(Wed) 17:35 No.22078  
同じコダックの現像液にD23があります。
メトール単体の現像液ですが、作るのも簡単なので自家調合の初めとしては良いと思います。
薬の種類が少ないと何となく頼りない感じがしますが、なかなかのものです。
メトール単体で有名なものがミクロファインではないでしょうか。

水 750t(40度ぐらいが扱いやすい)
メトール 8g
亜硫酸ナトリウム 100g

全部の薬品が透明になるまで解けたら水を加えて1000tにして出来上がりです。

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