[No.199] 熱中症と塩分
「塩分控えめ」という殆ど間違いと言ってもよいようなことが通説と信じられてしまっているので、夏になると熱中症で倒れる人が多いのではないでしょうか。「塩分控えめ」はドイツ人の医者が言い出したようですが、無駄な事をするたとえに「湯水のごとく」と言ってはばからない日本と、水よりビールのほうが安いといわれるドイツとでは「水」の常識が違います。安くて綺麗な軟水の水が、身の回りにいくらでもある日本では塩分など控えめにする必要はありません。つまりバランスよく水を呑めば塩分など摂り放題とっても大丈夫なのです。塩は36度前後の水に一番よく溶けます。36度は体温です。喉が渇いたら汗より少し薄い味の塩水を呑むと安全だそうです。この時の塩は、出来ればマグネシュウムとかカリウムとかの入った塩(サラッとした食卓塩はダメ)がお勧めです。実生活では味噌汁ガンガン、沢庵ポリポリ、漬物パリパリの生活でも、充分な水(透明な)を摂取すれば血圧も上がりません。私の父(両親と3人の兄弟全員高血圧)がその実践者でしたが亡くなる数時間前まで血圧は正常値でした。私も両方の祖父母と母が高血圧でしたが、父の真似をして水を呑むので、何にでも醤油をかけて食べる方ですが血圧がどうこうありません。塩分の嗜好が似るので、水を呑まないと高血圧が遺伝するかのように見えるだけで、遺伝は殆ど関係ないようです。これからの夏を乗り切るのに「水と塩分」は必須だと思います。クーラーで汗を押さえ込んでしまうと、体内の腐敗物が出にくくなって疲労がたまります。扇風機と汗で体温調節をすれば省エネでもあり体調を損ねることも少ないと思います。ただし裸で寝たままでの扇風機は死神が添い寝しているようなものですから絶対にやめましょう。
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