ヒストグラム
1730 x 1016 (219 kB)
安くて便利な映画用フィルムですが欠点はバッキングの残渣の付着です。
撮影機の中を高速で滑らすために塗られたコーティングなのでスチールに使う場合は全くの邪魔者でしかありません。
コダックの処方でもかなりの残渣が残ります。
映画の場合は一コマが映写されて止まっている時間は1/24程度、人間の目には止まっているとは見えません。
たとえカスが付着していたとしても1/24秒の間には次のコマに移ってしまうので、全く同じ位置に何十コマも付いていない限り判別は不可能でしょう。
バッキング処理には限界がありますので、しらみつぶしに駆除?するしかないと思いきや、エプソンのGT-X980スキャナーには「DIGITAL ICE Technology」という機能が付いていてこれにチェックを入れておくと時間はかかりますが、かなりの精度で駆除してくれます。
まずはゴミだらけの画面。