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[No.21866] 第一現像液の自家調合(未完成)


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[10:4] 第一現像液の自家調合(未完成) 投稿者:mglss 投稿日:2024/07/21(Sun) 17:58 No.21866  

ヒストグラム
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こんにちは。
PROVIA用の第一現像液の実験です。
ヒドロキノン (HQ) が増えると緑が強くなる現象は相変わらずです。
前回まで使っていたHQは酸化していたようなので、新しいものを購入して調整しなおしました。

結局のところ、完全には緑を抑えきれませんでした。
pHを下げて緑を弱くしたのですが、pHを下げると赤が弱くなるのか、緑が強いシアン寄りの画像になりました。
もっとpHを下げれば緑は弱くなりますが、赤も更に弱くなるので、両立は難しそうです。

調べてみると、現在の正規のE-6ではHQではなくヒドロキノン一硫酸塩を使うようですね。
もしかすると、この違いが緑被りの原因かもしれません。

何度か実験を繰り返しましたが、自家調合は本当に難しいです。
いきなりリバーサルの第一現像というのは無茶だったので、今後はモノクロ用の液の調合で遊んでみようと思います。

PROVIA100F (RDP3-096), expdate:2025.11, OM-2, OM 50mm F1.4.
第一現像: 38℃ 7m. (若干オーバー)
発色現像: CNL-N1R + リン酸三Na・12水 + 苛性ソーダ pH=11.88 38℃ 6m.
漂白: CNL-N2R 38℃ 6m.
定着: SIVERCHROME SC-RF 室温(28℃くらい) 5m.

第一現像液:
亜硫酸ナトリウム=20g
フェニドンB 5%(PG)=20ml
HQ=2g
臭化カリ 10%=20ml
ロダンカリ 10%=12ml
ヨウ化カリ 0.1%=2ml
炭酸水素Na & 炭酸Na -> pH=9.25
水を加えて1L

フェニドンBはプロピレングリコール (PG) に溶かして5%液を作成しています。
水に溶かしたときより結果が暗くなるようです。



[2] Re: 第一現像液の自家調合(未完成) mglss - 2024/07/21(Sun) 17:59 No.21867  

ヒストグラム
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フィルム全体です。
ちなみにMarixリバーサルを同じ液で現像すると青被りになりました。



[3] Re: 第一現像液の自家調合(未完成) 通太郎爺さん - 2024/07/23(Tue) 08:36 No.21868  

パーフォレーション部分の色からの推測ですが、かなりうまくいっているように思います。
最近は、プロラボへ出しても色かぶりがあるようで、この程度なら問題なしとなるかもしれません。ヒドロキノンが以前のものと違ってきているとは知りませんでした。

現在は東京の息子のところに世話になっているですが、最近メニエール氏病を発症、しばらく休んでおりました。

フィルム現像は年齢のこともあって出来ませんが、皆さんの結果を見せていただくのは興味があります。
フィルム現像の世界も日進月歩?があるのでしょうか、だとしたら今後も楽しめますね。
引き続きよろしくお願いいたします。



[4] Re: 第一現像液の自家調合(未完成) mglss - 2024/08/04(Sun) 14:26 No.21873  

ヒストグラム
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こんにちは。
私も投稿や現像実験はスローペースですので、お気になさらず、お体を大事になさってください。

プロラボの色被りは確かにあるようですね。
私も何度か経験しています。
今回の自家現像は、私がプロラボに出したもののうち、一番シアンが強いものよりも更に強かったので、ちょっと悔しい感じです。
でも素人のやることなのでこのくらいでもいいかもしれませんね。

画像は同じ液での3回目の現像です。
更にシアンが強くなり、1回目よりも約-0.7EVと暗めになりました(明るさは編集で補正しています)。

ヒドロキノンに関しては、フジのCR-56Pでも、ILFORDのE-6でも、SDSを見るとヒドロキノン一硫酸塩が使われているようです。
フジのアメリカでの現像関連の特許開示(US Patent 6,720,134)でも、第一現像はヒドロキノン一硫酸塩になっていました。
ヒドロキノンとの違いは、空気酸化しにくいのと、単体では現像能力を持っていない(超過生成のみに関与する)ことだそうです。

ちなみに緑が強くなるのはPROVIAだけで、Velvia100はHQ=6g, フェニドンB=0.6g, KSCN=1.2g, KBr=2.5g, pH=9.60、38℃6分、で、ちょっと赤ぽいですが現像できました。

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