ヒストグラム
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私の方では日中の光で苦労してないので、何か違うのでしょう。万能に近いISO100のネガポジ なんだけど、ちょっと困るのがダイナミックレンジが広すぎて低コントラストの被写体だと スキャン時にコントラストをあげて取り込むので粒子が目立ってしまう、彩度が上がってし まう、事です。
シネフィルムならコントラスト上がるよな、と思い出してまたやってみることにしました。 フィルムは400フィート缶のある富士フィルムのF64D。現像はSPDの常温、60分が至適のよう です。ISO400→1600では120分でしたが。発色現像はISO100と同じくBAN1ウナタレでやって います。感度設定はISO64でよいようです。
思惑どおりコントラストあがり、色もしっとり艶やか、ISO100だと緑が明るくなりすぎて たのがちょうど良いようです。粒状性もISO100通常ネガフィルムからと変わりません。
ところが、最近6回ほど連続して失敗しています。なんだか暗く褐色のまだら暗幕が下りた ような画像になっています。途中の第一現像直後の白黒ネガ画像の出方はまともなんだけど。
のこったバッキングを落とそうと第一現像後に時間かかって手で除去して時間かかり、 戦場不十分で残っていたSPDが働いたか(それだったら逆に白くなりますよね)、とか、 漂白が古いか、とかいろいろやってます。
目下疑わしいのがバッキング処理のために使ってるのがごく薄い水酸化ナトリウムで これが発色現像の前でも後でも、色素を壊してるのでは、という仮説です。次回はpHの わかってる重曹+水酸化ナトリウム液(pH:9.0)でやってみます。これでもバッキングは 落ちるみたいです。上記の水酸化ナトリウム液でも落ちたり落ちなかったりします。 SPDのpHを測ってみると同じく9.0でした。
バッキング処理のタイミングは第一現像の前、後、発色現像の後、どれが良いかも悩んで みます。昨日、定着の後にやってみたら、まったく取れなくなってました。しかも、薄い 水酸化ナトリウムでやったのですが、それまでちゃんと出ていたらしい色がすべてボヤー と褐色に沈み込んでしまいました。たぶん、悪いのはこいつですね。
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