[No.222] 数値とガン
最近、身近で起きたことです。その方は健康診断がてら毎月のように医者に通っていたにもかかわらず、すい臓ガンを見落とされて、発見された時は既に終末期。その後2ヶ月で亡くなられました。コンピューターを見るばかりで、触診をしない医者の典型だったそうです。表情や、痩せてきた身体を見て心配した奥さんが、その医者に、もっとよく調べてほしいと訴えたところ「あんたはご主人をどうしてもガンと診断してほしいのか」と言われたそうです。小さなガンでも見つける医者を紹介してやる、とのことで紹介された病院で精密な検査をした結果、すでに膵臓ガンの末期で手の施しようもない状態であったそうです。体の外からやってくる病原菌とは違うので、ガンを数値化することは至難の業だと思います。前立腺がんのマーカーとして有名なPSAやPAPなども触診や症状の聞き取りが先決だそうです。相談に見えた方の中でPSAが2800もあった例があります。一般的には4〜5ぐらいで手術を勧められるそうですが、腰の骨まで広がっているらしいこと、抗癌剤、放射線などの治療をしても数ヶ月から半年程度の延命と言われたこの方は治療を諦め、食事の改善に努力されました。食事に気をつけるようになって2ヶ月ほどで2800から450ぐらいに下がり、その後16程度まで下がったのですが70代半ばと言う年齢のせいもあり回復はゆっくりでした。腰も弱まりご自分が望んでホスピスへ行かれたのですが、そこで転倒されて意識が戻らぬまま亡くなられました。この間2年ほどでした。工学部門での機械的な数値は、先人の経験と「目で見て確かめた」結果のものですが、医学的な数値は、元来数値化することが不可能ともいえる部門を無理やり数値化しているようなきらいがあります。ガン細胞を直接見て何個あるかではなく、ガン細胞が出すであろうタンパク質その他の物質の量を量って推定しているに過ぎません。例は悪いですが、第二次大戦の時、野戦で敵の部隊の人数を推定するのに夜中にスパイが野溜便所の糞の量を調べたと言うのに似ています。日本軍は草食なので肉食主体の白人の3倍の量があり、このためスパイが人数を読み違えたという落ちがあるのですが。ガン細胞の出すタンパク質その他の排泄物を量るやり方にも似ています。食事療法を始めるとマーカーが増えることがあります。これはおそらくガン細胞が正常な細胞に変化する時、ガン細胞特有のタンパク質を放出する結果ではないかと思われます。不要になった武器を捨てるようなものでしょうか。何もせずに食事療法を続けるとその後下がって、脅威は無くなってしまうので、そう考えるのが妥当ではないかと推測せざるを得ません。免疫不全がガンの元だということはかなりはっきり言われています。にもかかわらず極端に免疫を落としてしまう抗癌剤や放射線に頼る医学とは何なのでしょうか、意味不明、支離滅裂にも感じるのですが。ガンに食事が影響する、というのは世界のガン学者の意見であって、私の私見でも何でもありません。一つの方法ではありますが、かなり確実に食事で治るという方法があるのですから、やってみて損は無いと思います。
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