ヒストグラム
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モノクロのポジ現像で注意しなければならないのは漂白液の廃棄処理です。
工業的に使うものから見れば使用料は圧倒的に少ないのですが、それでもキチンとやるだけのことはやらないといけません。
過マンガン酸カリにしても重クロム酸カリにしても40年ほど前なら素人の私でも難なく購入できましたが、今は無理でしょう。
さて処理ですが、どちらも過酸化水素(オキシフル)をスポイトで数tずつ入れてゆき重クロム酸カリなら透明な緑色に近い色になるまで(6価クロムが3価に変わる)、過マンガン酸カリも透明な水状態になるまで入れます。
写真に使う程度ですと1cc〜10tぐらいまで入れてゆくうちに色が変化します。
水洗いする時に出る薄いものもバケツなどに入れて置き、オキシフルで処理します。
見る間に色が変化して飲めそうに透明なグリーンになったり、水になったり、化学の実験で見た通りです。
ポジにする魅力は雲の描写と微粒子化ぐらいですので素直にネガで現像するのが王道でしょう。