ヒストグラム
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あるとき独りで近くへ出かけた帰り道、グラマンの音が聞こえました。 戦闘機なので爆弾は持っていないと聞いていましたから急いで橋の下へ隠れました。 機銃掃射で腕をちぎられたおじさんが戸板で運ばれてゆくのを見たことがあるのでグラマンは怖かったです。 屋根瓦がプロペラの風でずれるぐらいの低空飛行で襲ってくるグラマンの方が高いところを飛ぶB29より恐ろしい感じでした。 息をひそめながらバリバリと言う、腹に響くプロペラの音を聞いて、エグく苦い唾が口に広がったのを今でも覚えています。 数機が牧の原の航空基地の攻撃を終えて空母へ帰るのだと大人たちから聞いていましたが、帰りに機体を軽くするために機銃の弾を打ちまくっていくとも聞いていました。
よそで戦闘があるたびに子供たちの恐怖が思い起こされます。
写真もやる気が失せますね、、、前途ある若い人と子供が、可哀そう・・・やるせなくて写真はお休みです。
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