ヒストグラム
1500 x 916 (431 kB)
これは20年前のアクロスの画像ですが、A2ノビに拡大しても絵の参考資料として十分役に立つ細密さです。
当時のカメラ雑誌にも4x5に匹敵する・・とありました。
当時は紙焼きの時代。
4x5なら拡大率の面で35mmとは比較にならない優位性がありましたが、それでも4x5にほぼ匹敵する実例が示されていました。
確かに今見ても優秀で十分実用となっています。
20年前といえばキャノンのデジカメのフラグシップ機でさえ450万画素程度でしたから、フィルムの優位性はゆるぎないものでした。
その中で世界中のフィルムメーカーがコダックに追い付け追い越せで頑張っていた時代でもあります。
フィルムが最高点に達した時代だったのかもしれません。
アクロスも当時の世界標準とされたD76に合わせてフィルムを作っていたような気さえします。
カメラは二度巻き上げのライカM3、レンズはズミルックス50mm/1.4です。
現像液は輸入品のD76、黄色い袋に0.26 U.S.Gallonと書いてあったのを思い出します。