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[No.18501] Velvia少しマシに


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[564:12] Velvia少しマシに 投稿者:通太郎爺さん 投稿日:2020/04/24(Fri) 21:50 No.18501  

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1200 x 277 (109 kB)


第一現像のパピトールを弱くしてみましたが、これが当たりのようです。
2倍濃度の保存液を10tで残りを古い液290tとしました。
第一現像の時間は6分では少し短く画像は暗くなりました。
あと30秒は欲しい感じです。

あの独特のマゼンタはなくほぼまともな感じです。

Nikon F nikkor 50mm/1.4&24mm/2.8 (velvia100) papitol(stock)10cc+old 290cc=300cc 36度6分 
スポンジでの拭き取り1分(北向きの窓からの弱い光と60w相当のLEDから1.5m程度離れた場所)
発色:中外AB50t+old 250cc=300cc+CD4 1g+NaOH 2g pH12.4



[2] Re: Velvia少しマシに 通太郎爺さん - 2020/04/24(Fri) 21:55 No.18502  

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1200 x 272 (135 kB)


上のままではパーフォレーション部分の数字などの発色が気に入りませんが退色復元をかけて少し補正するとまあまあの色になります。



[3] Re: Velvia少しマシに 通太郎爺さん - 2020/04/24(Fri) 22:00 No.18503  

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1200 x 764 (248 kB)


夕暮れの光なので色温度がずれているのですが、ほとんど補正することもなくここまで出れば自家現像としては、良いほうだと自画自賛。



[4] Re: Velvia少しマシに 通太郎爺さん - 2020/04/24(Fri) 22:05 No.18504  

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1200 x 761 (227 kB)


第一現像を少し弱くして時間をかけないと赤系統のフィルターが溶けないような感じです。



[5] Re: Velvia少しマシに 通太郎爺さん - 2020/04/24(Fri) 22:08 No.18505  

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1200 x 824 (192 kB)


赤系統のフィルター?を外してやればブルーがそのまま出てくるので空もそれなりに出てきます。



[6] Re: Velvia少しマシに 通太郎爺さん - 2020/04/24(Fri) 22:15 No.18506  

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1200 x 751 (246 kB)


第一現像液のpHを調節するより時間に問題があるような気もします。
赤を溶かすために6〜7分かける必要があるとすると、パピトールの強度を弱めて対処するのが手っ取り早いのでやってみました。

第一弾としては、この程度で済ませておきますが、皆さんで何か良い方法が見つかったらぜひ教えてください。



[7] Re: Velvia少しマシに 通太郎爺さん - 2020/04/25(Sat) 06:27 No.18507  

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1200 x 780 (160 kB)


曇り日の夕暮れ・・というリバーサルにはよろしくない条件ですが、それなりに発色しているようなので、
第一現像液を弱めて時間を6〜7分かけるやり方も一つの方法としてありかと思います。



[8] Re: Velvia少しマシに mglss - 2020/04/26(Sun) 15:30 No.18508  

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768 x 1024 (210 kB)


こんにちは。

あれから再度、PapitolのpHをクエン酸で下げるというのをやりましたが、露出が少し低くなるだけでカラーバランスに変化はありませんでした。
前回試したときは、効果の怪しいリールのままの第二露光だったため、おそらく露光に差が出てしまっただけなのだと思います。
なので、PapitolのpH調整をしても赤を弱められず、私の実験結果は間違っていました。
すいません。

で、私も通太郎爺さんと同じく、Velviaの発色を補正するのはPapitolを弱くするのが良いと感じています。
画像は、私がいつもやっている3倍希釈と、更に薄めた4倍希釈の比較です。
4倍希釈の画像がベストとは言いませんが、3倍希釈に比べるとかなり良いと思います。
4倍希釈の方は露出を稼ぐためにロダンカリを0.1gだけ増やしています。
比較したことはありませんが、経験的にロダンカリの量が増えると青が強くなると思います。
その影響で更に青が強まり、赤とのバランスが取れているのかもしれません。

minolta AL-E, Velvia100.
第一現像(上): Papitol[1+2](stock=100+water=200) ロダンカリ10%=4ml 38℃ 6min.
第一現像(下): Papitol[1+3](stock=75+water=225) ロダンカリ10%=4ml 38℃ 6min.
第二露光: EV≒7 5500K 各面20sec.ずつ
発色現像: CNL-N1RN[1+2](A=10,B=5,C=5,water=280) 苛性ソーダ10%=3.8ml pH=11.24at25℃ pH=11.00at38℃ 38℃ 6min.

グレーカードの平均RGB.
上: 67.1,58.6,59
下: 56.9,51.7,55.7



[9] Re: Velvia少しマシに mglss - 2020/04/26(Sun) 15:32 No.18509  

すいません。第一現像(下)のパラメータが間違っていました。ロダンカリ10%=5mlです。

第一現像(下): Papitol[1+3](stock=75+water=225) ロダンカリ
10%=5ml 38℃ 6min.



[10] Re: Velvia少しマシに 通太郎爺さん - 2020/04/26(Sun) 20:21 No.18510  

またまた貴重な資料をありがとうございます。
ロダンカリを増やすと画像が薄くなるのは経験がありますが、青が強くなるのはあまり感じたことがないので次回そこに気を付けてみます。
プロビアとかでは何の問題もないのですが、ベルビアではパピトールの強さとの関係性が出てくるようです。

強すぎる赤をどこで調節すればよいのか暗中模索が続いているので、mglssさんの実験を参考にしながらやってみます。



[11] Re: Velvia少しマシに mglss - 2020/05/02(Sat) 10:09 No.18517  

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2048 x 310 (266 kB)


Velviaで第二露光の実験をしました。
第一現像後、フィルムを黒厚紙に挟み、10秒ごとに1コマずつ引き出して両面を露光させました。
スタジオ定常光を使用し、光色は5500K、フィルム位置でおよそ6EVになるように調整しています。

画像はいつものスライドコピーではなく、Canoscan9000F Mk2です。
色補正はカラーマッチングで、入力はスキャナのプロファイル、出力はsRGBです。

左(フレーム27)から、10、20、30、40、50秒で露光したものです。
各面をこの秒数で露光しているので、両面合わせた露光時間は20、40、60、80、100秒、になります。
秒数はアバウトで、1〜2秒は誤差があります。
片面を露光させている間、反対側の面は壁からの反射光が当たっています。

結果は、一見してあまり変化がないようです。
じっくり見るとフレーム27は少し明るく、発色も少しだけ赤寄りです
フレーム28〜31はほとんど変わりがないようですが、RGB値を見るとフレーム28はまだ少し明るいようです。
フレーム29〜31は誤差範囲で、ほとんど違いがありません。
この後も露光時間を伸ばすと画像は暗くなっていきますが、変化は小さくなっていきます。
ちなみに左端の切れているフレーム26は一瞬だけ露光しています。

この結果から、EV6の場合、各面30秒ずつ露光するとその後の変化は少なくなるようです。

これ以外にも光量を1EV上げてEV7でも実験しています。
こちらは各面10秒ずつの露光では画像が明るいですが、20秒ずつの露光以降は変化が少なくなるようです。

minolta AL-E. Velvia 100.
第一現像: Papitol[1+3](stock=75, water=225) ロダンカリ10%=5ml 38℃ 6min.
第二露光: フィルム位置EV≒6 5500K 各面 10,20,30,40,50sec.
発色現像: CNL-N1RN[1+2](A=10, B=5, C=5, water=280) 苛性ソーダ10%=3.8ml ph=11.20(at25℃ pH=10.98at38℃) 38℃ 6min.



[12] Re: Velvia少しマシに 通太郎爺さん - 2020/05/02(Sat) 10:45 No.18519  

丹念な実験で非常に参考になりました。
第二露光が劇的な効果を発揮することが無いことが良く分かると思います。
テテナール式では第二露光は全くやりませんがスッキリした画像になります。
私の実験でも第二露光が無い方が画像の濁りが少ない感じです。第二露光によって色が少し動くのは初めて知りました。
赤よりになるのは波長の長い赤だけが他の色との差があるのでしょうか。
ゆっくり見てみたいと思います。
ありがとうございました。

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