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ヒストグラム
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Velviaで第二露光の実験をしました。 第一現像後、フィルムを黒厚紙に挟み、10秒ごとに1コマずつ引き出して両面を露光させました。 スタジオ定常光を使用し、光色は5500K、フィルム位置でおよそ6EVになるように調整しています。
画像はいつものスライドコピーではなく、Canoscan9000F Mk2です。 色補正はカラーマッチングで、入力はスキャナのプロファイル、出力はsRGBです。
左(フレーム27)から、10、20、30、40、50秒で露光したものです。 各面をこの秒数で露光しているので、両面合わせた露光時間は20、40、60、80、100秒、になります。 秒数はアバウトで、1〜2秒は誤差があります。 片面を露光させている間、反対側の面は壁からの反射光が当たっています。
結果は、一見してあまり変化がないようです。 じっくり見るとフレーム27は少し明るく、発色も少しだけ赤寄りです フレーム28〜31はほとんど変わりがないようですが、RGB値を見るとフレーム28はまだ少し明るいようです。 フレーム29〜31は誤差範囲で、ほとんど違いがありません。 この後も露光時間を伸ばすと画像は暗くなっていきますが、変化は小さくなっていきます。 ちなみに左端の切れているフレーム26は一瞬だけ露光しています。
この結果から、EV6の場合、各面30秒ずつ露光するとその後の変化は少なくなるようです。
これ以外にも光量を1EV上げてEV7でも実験しています。 こちらは各面10秒ずつの露光では画像が明るいですが、20秒ずつの露光以降は変化が少なくなるようです。
minolta AL-E. Velvia 100. 第一現像: Papitol[1+3](stock=75, water=225) ロダンカリ10%=5ml 38℃ 6min. 第二露光: フィルム位置EV≒6 5500K 各面 10,20,30,40,50sec. 発色現像: CNL-N1RN[1+2](A=10, B=5, C=5, water=280) 苛性ソーダ10%=3.8ml ph=11.20(at25℃ pH=10.98at38℃) 38℃ 6min.
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