(累計) (本日) (昨日)

このBBSでは記事新規投稿及び返信時のパスワード制限をかけています。下記タイトルの下の[認証]をクリックしてパスワードを
「coffee」と入力することにより書き込みが可能になります。なお、この機能及びパスワードは随時変更する場合がありますのでご了解ください。

24時間の画廊

[No.19349] 中外マイペーパーデベロッパーでVelvia100


[連続表示] [画像一覧] [記事一覧]

< 前の記事 | 次の記事 >
[19467/19466/19376/19375/19353]  
[441:8] 中外マイペーパーデベロッパーでVelvia100 投稿者:mglss 投稿日:2021/03/14(Sun) 16:18 No.19349  

ヒストグラム
1024 x 683 (213 kB)


こんにちは。

モノクロポジ実験の途中、ちょっと脱線です。
中外マイペーパーデベロッパーをカラーリバーサルに使ったらどうなるのか、気になったので試してみました。

Velvia100の6EX程度の短いストリップです。
この現像液はpH=10.6〜7程度とパピトールよりアルカリが強いのですが、赤っぽくならず、問題なさそうです。
グレースケールを見ると+1/3EVですが、それほど問題ないレベルだと思います。

最初の実験ではベロの部分に少し茶褐色が残りました。
停止液による第一現像液の中和が弱いのかと思い、今回、停止液の濃度を上げ、時間延長したところ、透明に抜けました。

いい感じなので、次回はフィルム1本で試してみたいです。

minolta AL-E, Velvia100(6EXの短いストリップ).
第一現像: 中外マイペーパーデベロッパー(指定濃度) stock=30, water->300になるまで ロダンカリ10%=3ml 38℃ 6.5m.
停止: クエン酸2% 2min.
第二露光: 白色蛍光灯 ISO100-7EVくらい 2min.
発色現像: CNL-N1RN new=10 old=290 苛性ソーダ10%=1.1ml pH=11.91 38℃ 6m.
BL: 38℃ 6m.
FX: 38℃ 5m.



[2] Re: 中外マイペーパーデベロッパーでVelvia100 通太郎爺さん - 2021/03/14(Sun) 18:48 No.19350  

ヒストグラム
1300 x 825 (373 kB)


中外のこの薬も使い勝手がよさそうですね。
画像の発色も問題なく綺麗ですし粉のパピトールより便利かもしれません。
このレシピを真似してやってみようかと思います。

相変わらずネガカラーのポジ化に挑戦していますが、リーバーサルでは第一現像で発色に関係ない銀塩を捨て駒のように使いますが、ネガポジでは元がネガフィルムなので、全部が発色にかかわっていて捨て駒になる銀塩がありません。
言ってみればリバーサルでの捨て駒銀塩(補欠か?)のような余裕がなく第一現像で発色しない銀塩を捨てなければならず、発色のおいしい部分を持っていかれてしまう上にベースの色もありこれも厄介です。
1番から4番までが退場になった野球チームのようなものですが無理を承知で遊んでおります。

Nikon F2 (Vision3) バッキング液27-30度 15秒 水洗35-36度 4回 
第一現像:papitol(stock)30cc+(old)270cc+ロダンソーダ1.2g 36度4分 
水洗後発色現像: CD-4 3g+中外AB液50t+(使い回し液)250t pH 10.5-11



[3] Re: 中外マイペーパーデベロッパーでVelvia100 通太郎爺さん - 2021/03/14(Sun) 18:58 No.19351  

ヒストグラム
1300 x 783 (331 kB)


花など狭い範囲で色数の少ないものや輝度の限定された夜間では何とか見られますが・・・



[4] Re: 中外マイペーパーデベロッパーでVelvia100 通太郎爺さん - 2021/03/14(Sun) 19:04 No.19353  

ヒストグラム
1300 x 877 (314 kB)


昼間の風景になると輝度も大きく色数も増えるので5人の野球では限界があるようです。
この画面でも右上の空などパソコンのソフトが無理やり作った色になっています。

どうせ遊びなのでボチボチやってゆきます。
やはり本命はリバーサルでしょうね。



[5] Re: 中外マイペーパーデベロッパーでVelvia100 mglss - 2021/03/20(Sat) 17:51 No.19375  

ヒストグラム
1600 x 437 (377 kB)


こんばんは。
ということでVelvia100を1本実写し、現像しました。
今回は第一現像液をILFORD SILVERCHROME BW PAPER DEVELOPERにしました。
(名前が長いので、現像データでは「SCPD」と略しました。)
中身は中外MyPaperDeveloperと同じようです。

結果は問題なしです。やはり赤っぽさはなく、ニュートラルに仕上がりました。
濃縮液で販売されており、かつVelvia100でもpH調整が必要ないので、リバーサルで使いやすい現像液です。

フィルムを見ていると前回同様+1/3EVくらいオーバーに見えるので、第一現像は少しだけ短縮したほうが良さそうです。

あと少し気になるのは、ベロの部分にごく薄い緑色のシミが残ったことです。
漂白液の色に似ているので、漂白後の水洗い不足かもしれません。

minolta AL-E, Velvia100.
第一現像: SCPD stock=30ml ロダンカリ10%=3ml water->300mlになるまで 38℃ 6.5min.
停止: クエン酸2% 約35℃ 2min.
第二露光: ISO100-7EVくらい 2min.
発色現像: CNL-N1RN new=50 old=250 苛性ソーダ10%=3.2ml pH=11.94 38℃ 6min.
漂白: CNL-N2R 約35℃ 6min.
定着: 中外MyFixer 約35℃ 5min.



[6] Re: 中外マイペーパーデベロッパーでVelvia100 通太郎爺さん - 2021/03/20(Sat) 22:05 No.19376  

こんばんは。問題なしの仕上がりで良いですね。
印画紙用だとうまくいくようですが、最初の頃それに気付かず、D76とかSPDとかフィルム用の現像液でやっても何故かうまくいきませんでした。
原因は不明です。
パピトールが印画紙用なので、まさかこれが使えると分からずずいぶんフィルムを無駄にしました。

この分だと印画紙用のいろいろな現像液が使えそうですね。

暗室に中外のハイデナールという古い印画紙用現像液がありますのでやってみます。



[7] SILVERCHROMEでPROVIAは失敗 mglss - 2021/04/17(Sat) 16:00 No.19466  

ヒストグラム
2048 x 624 (521 kB)


こんにちは。失敗報告なので古い記事にぶら下げておきます。

ILFORD SILVERCHROME BW PAPER DEVLOPER(以下「SCPD」と略します)による第一現像をPROVIA100Fでも試してみました。
最初、Velvia100でうまくいった方法(指定濃度10倍希釈、ロダンカリ0.3g、38℃6分)でやりましたが、この現像液はPROVIAには反応が悪いようで、-1.7EVくらいアンダーになってしまいました。

この画像は、とりあえず濃度を上げて6倍希釈、時間を6分30秒にしたものです。
見た目の明るさは良いものの、パーフォレーションが少し薄くなり、画像もアッサリした感じです。
カラーバランスは赤が少しだけ弱いです。

第一現像: SCPD[1+5](stock=50, 水->300になるまで) ロダンカリ=0.3g 38℃ 6.5min.
中和: クエン酸2% 35℃前後 2min. 撹拌し続け(若干シミ残る)
第二露光: ISO100-7EVくらい 2min.
発色現像: CNL-N1RN old=50 new=250 苛性ソーダ10%=1.7ml pH=11.89 38℃ 6min.
漂白: CNL-N2R 35℃前後 6min.
定着: 中外MyFixer 30℃前後 5min.

この現像液はシミが残りやすいらしく、今回は停止液のクエン酸濃度を少し上げ、時間も1分から2分に増やしましたが、わずかにシミが残りました。
スポンジで拭き取ると問題なくシミが消えるので、停止液ではなく拭き取りで処理するのが安全かつ簡単です。

実験的に、第一現像を30秒縮めて6分にするとパーフォレーションと画像の薄さはなくなり、カラーバランスも良くなるものの、-1/2EVくらいのアンダーになりました。

Velvia100には向いている現像液ですが、PROVIA100Fでは難しいようです。
PROVIA100FはPapitolで問題ないので、SCPDでの深追いはこの辺でやめておきます。



[8] Re: 中外マイペーパーデベロッパーでVelvia100 通太郎爺さん - 2021/04/17(Sat) 16:16 No.19467  

私は最初のうち第一現像液が発色に影響するとは思わず、発色液の濃度を変えたりpHをいじってみたりしていました。
カラーポジは第一現像がその後の画像形成に圧倒的な影響を持つようで、逆に考えれば抑えどころが絞り込める感じですね。
この現像液の特色、覚えておきます。

シミにも悩まされましたが、ふき取るのが一番手軽で確実なようです。
今やっている実験も二度の現像液のアルカリの影響で膜面が溶けてしまうのが防げません。
Vision3を反転モノクロにすると改造感がかなり上がるのでダメを承知でやっています。

[ページトップ] [掲示板トップ] [前の記事] [次の記事]

- Joyful Note -
(joyfulexif v2.3j by cachu)