[No.15609] 静止現像その二
ヒストグラム 実画像サイズ1300 x 784 ( 223 kB ) Exif 情報 全 Exif 情報表示... 前回はミニドールというあまり一般的でない現像液だったので、今回は世界標準のD76です。指定通りに作ったD76の150tに水を加え450tにしました。温度は室温の19度、時間30分、フィルムはイルフォードのFP-4(100f長巻) 125 露光指数はASA400で撮っています。全く問題ないですね。
ヒストグラム
前回はミニドールというあまり一般的でない現像液だったので、今回は世界標準のD76です。指定通りに作ったD76の150tに水を加え450tにしました。温度は室温の19度、時間30分、フィルムはイルフォードのFP-4(100f長巻) 125 露光指数はASA400で撮っています。全く問題ないですね。
このフィルムは公称感度125となっていますが400でも大丈夫です。空の部分を見てもひどく粒子の荒れた様子は見られません。
石油ショックで銀が高騰して以来、フィルムの性質が大きく変わった感じがしています。アクロスだろうとT-Maxだろうと100を400で取って大丈夫です。増刊現像などする必要はありません。何が変わったのかは知りませんが、ラチチュードがやたらに広くなったことだけは確かです。こうなるとフィルムカセット(パトローネ)に付いているフィルムの露光読み取りマークは全くの邪魔モノ。これでしか読み取れないカメラは使えません。
400で標準的に使えるものを100でしか使えなくしているフィルムカセットの露光マークにも困ったものですが、今回のような場合、カメラのほうで設定できるものを使う必要があります。現像時間が30分もあれば、その間にほかの現像もできるし、ムラは出ないし30分が35分に伸びても問題ないし、逆に使いやすい感じがします。
今回は室温が19度だったのでそれでやりましたが温度の変化がどの程度影響するのか今後の課題だと思います。勘から言えば、かなりどうでもいいような気がします。メーカーは古いデータでの実験で、できればそれでよしとしているようで、長時間でもOKとかの実験は全くやっていないようです。判で押したようにD76で20度8分とか言ってますが、実際やってみるとメーカーの言いなりでは現代のスポーツカーの説明に30キロで走れば安全に目的地に着きます、と言っているようなものです。
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