[No.256] 玄米信仰の危険性
ガンの食事療法と信じて「玄米菜食」を始めてみたものの逆に体調不良になって、訪ねて見える方が後を絶ちません。以前にも書いたと思いますが「玄米は危険です」理由は簡単、玄米に付着しているヌカの油脂分が酸化しているからです。酸化した油脂は胃を傷め、嘔吐、下痢などを引き起こします。ガン治療に一番いけないのは胃をいためる事です。胃や腸を健常に保つことが免疫を高める第一の要素であるのに、玄米はその逆をやってしまいます。玄米信仰の始まりは大正から昭和初期に特定の人や団体が広めたものが素となっているようですが、当時の玄米の作り方(籾摺りの方法)と現代のそれとでは、かなり違っています。現代では機械も発達して、くず米などが少ししか出ないように改良され、ヌカの多く付いた状態(本当の玄米)で玄米が製品化されるようになって来ました。米の収穫方法も改善され、戦前のようにハサ掛けして、良く乾燥させ、さらにムシロに広げて水分を取らないと玄米に出来ないという機械ではありません。ハサ掛けなどもせず、乾燥も強制的に空気を吹き込んで(昔より)短時間でやってしまいます。今、どうしても玄米食をやりたいなら、すりおろし(モミから玄米にする)したその日に食べる以外には無いでしょう。一般家庭でモミ摺り機まで備えるのは至難の業です。玄米にしてしまうと米は外側のヌカの油(約20%ほど含まれている)が酸化してどんどん劣化します。このまま食べると、この腐った脂が体を蝕んでゆきます。ヌカを完全に洗い流すことは出来ませんから、炊く前に精米してヌカを取り除くのが一般的であり、ガンの治療には安全でもあります。米の栄養素を言う人もありますが、栄養素の前に害になるものを取り除いて食べる方が大切ではないでしょうか。ヌカは害にこそなれ栄養などにはなりません。もしヌカに栄養があるとしたらヌカを煮て食べてみれば、体がどうなるか分かると思います。ネズミもモミの方は食べますが、玄米にしてあると残します。玄米食を広められた方達がさほど長生きされていないのは調べれば分かります。私の知っている限りでも、玄米食を続けられて十数年後にガンになられた方が数人居られます。若い頃、私もやってみましたが、長時間噛み続けるストレスもあり、胃を悪くした頃、玄米食の方がガンで亡くなられたのを知って、関連があるのか無いのか分からなかったのですがやめました。2,3年は良いとしても5年も10年もとなると疑問に思います。あまり一般的でない療法と言うのは、続けるのが苦痛であり、長期間が勝負のガンの場合には当てはまらない気がします。
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