[No.255] 日本経済とガン
我々の出費する医療費(健康保険を含む)に国家の出費を含めると30兆円あまりが医療費として消費されています。ガンや通風・リュウマチ、白血病(ガンの一種)肝臓、腎臓など伝染しない病の殆どが生活習慣病といわれ、そのうちの多くが、日本人に合わない食事によって引き起こされていると思われます。透析などには年間一人、数百万円が保険から支払われるのだそうです。生活習慣病というからには、その人の生活習慣を直せば治る部分もかなりあるのではないかと思われるのですが、なかなかそういう話にはなりません。がん患者への抗癌剤も、医療機関の責任逃れと医薬品会社との利益が一致するところから方向転換がきかない状態になっていると聞きます。30兆円からのお金が、国民の健康の為にはならないと言っても良いような事に使われているのは経済にとっても大きな損失ではないでしょうか。日本人古来の米と野菜中心の食事に戻せば、自給率も上がります。農家に対する法律も変えて、誰でも農家になれるようにすれば若いやり手が沢山出てくると思います。過疎地に入植する人は無税、年金も健康保険も無料で恩恵が受けられる、とか特典を作れば荒れた農地も復活できるかもしれません。食文化を変える事によって、日本が、日本独自の国家戦略として世界に示せば、まだまだ国力は充分に残っているのではないでしょうか。例えば国民の大半が草食系になれば、病気も勿論ですが、スーパーも家庭も冷蔵庫の電気代が減って脱原発がやりやすいと思われます。地産地消なら輸送費も激減するでしょうね。産業構造も変わって、あくせくしなくても食べてゆけるかもしれません。ま、やってみないと分かりませんが、食文化という民族固有の文化をおろそかにした国民の惨めな末路が見え始めたような気がしてならないのですが、皆さんどう思われるでしょうか。
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