[No.250] 慣らすことは大切
人間の身体は、外からの刺激に対する適応性を持っています。無限に持っているわけではありませんが、四季のある日本で育った場合は温度に対する適応性が大きいようです。急激に変わる温度に対しても対応しなければこの国では生きてゆけません。春夏秋冬はもちろん、夫々の季節の中でも寒い日暑い日があり午前と午後でもひどく違っていたりします。これらに対応する為には、夏は暑いまま、冬は寒いままで耐えて身体を慣らすことも健康の為には必要なことのようです。現在長生きしている老人諸氏は、知らず知らずの内に季節を甘受して生きてきた為に、体がかなり鍛えられています。昔とは暑さが違う、と言う人もいますが、これは一部の都会の現象であって、全体的には寒冷化の方向らしいです。これから夏に向かって、無理の無い程度に訓練してみてはいかがでしょうか。マグネシュウムやカリウムなどミネラルを含んだ塩を、汗の程度の味に薄めた水を充分に摂って汗をかくことも熱中症を防ぐ訓練になるようです。スポーツによる筋肉の訓練もある程度必要かもしれませんが、意外に忘れられてしまうのが季節に応じた気温に対する訓練だと思います。せっかくスポーツで鍛えても、終わった後でクーラーや冷たい水などで急激に体を冷やしては逆効果だと思います。この夏は節電など考えるより、自分の身体を鍛える意味で出来ればクーラーを切る時間を長くしてみてはいかがでしょうか。
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