[No.226] 健康と消費税
増え続ける医療費のほとんどは成人病に使われていると言われています。成人病と言えば、ガンを初め、痛風、リューマチ、肝硬変、糖尿、高血圧、高脂血症、などなど、ごく聞きなれた名前がずらりと並びます。これらは生活習慣病とも呼ばれ「その人の生活習慣」が元になって起きる病気であることは医者の認めるところでもあります。つまり「アルコール中毒」と同じで、本人の生活の仕方に問題があって、自分で引き起こしている病気ともいえます。食事でガンが治る、又はガンにならないことは、少しずつですが医者も公言するようになりました。ガンだけではなく生活習慣病のほとんどは「食事の問題」だと思われます。ガンが治った家内の話を聞きに私のところへお見えになった方の連れ合いにも、これらの生活習慣病で悩んでおられる方が沢山おられます。そしてガンが治るかもしれないとの食事療法をご夫婦でなさっている内に、片方の「生活習慣病」が治ってしまった例がいくつも出てきたのです。と言うことは「生活習慣病の原因の大半は食事」ではないかと思われます。全部とは言えないかも知れませんが、今まで見た例では例外なく食事で治ったり普通に生活できるようになったりしています。ボケや脳卒中も、生水を飲まない、動物質の食事が多いことが原因の多くを占めていますから、これらも予防できるはずです。いっそのこと健康保険は「伝染病と怪我」以外は無効としてはどうでしょう。だとすれば、国家予算のほぼ1/3、20〜30兆円分の医療費が、日本人の食事を変えることで皆が健康になり、病院へ行かなくても済むようになることで、減らせるのではないかと思われることです。当然介護保険も減らせるはずです。消費税を10%にすると税収は10兆円程度増えると言われていますが、健康に不安がある限り、余剰の年金は貯蓄に回す老人が増えるばかりで消費には繋がりません。食事に気をつければ怪我と伝染病(インフルエンザなども免疫が上がればすぐ治る)以外は防げると分かれば、自分が努力すれば安心して暮らせると考える人達も増えるのではないでしょうか。医療費全般を減らせば増税の必要は無いかもしれません。但し、国民全体の食の体系が洋食中心から基本的な日本食に戻る為に起きる経済的、社会的な変化に対応すべき方策は国家的にやらなければならないでしょう。しかし、日本人が永続的な安定を望むなら食の基本を外国にゆだねる間違いだけは正すべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
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