★★ 爺さんの健康談話室 ★★
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柊さまより、以下のご質問がありましたのでお答えします。{初めまして。「河野爺さんの何でも講座」と「ガンが完治しました」のファンでもう何度も読み返しております。その中の質疑応答で「味噌汁のだしは市販の調合されたものです」とあるのですが、昆布等の植物性のものではなく動物性のものなのでしょうか?できれば商品名を教えていただけないでしょうか?昆布の粉末を使用していたのですが、ビタミンB12不足に関して多少不安な点がありまして今回思い切って質問させていただきました。お手数でなければ、ご教示いただければ幸いです。今後も更新楽しみにしております。}どこの地域にお住まいかわかりませんので、目的の商品があるかないか不明ですが、普通に使っているのは「ヤマキ株式会社」愛媛県伊予市米湊1698-6 と表示されています。別にこれと限ったわけではありません。だしに使う程度の動物質はあまり気にせずに使って大丈夫ですが、コンソメのように油の浮くようなものはやめてください。野菜のみではビタミンB12不足になるなどの記述もありますが、実際にやってみた結果では心配ありません。野菜をすりつぶして測定する方法では、野菜に含まれている動物質の元素(放射性同位元素で測定しないと出ないと聞きます)は、磨り潰して測定機にかけたぐらいの検査では何も見えません。人間の機能は現在の食品検査に使われている機器の精度をはるかに超えていますので、こういう不確実な測定きによって得られたビタミン学の間違いや風評に惑わされないことが大切です。ビタミンB12などもこういった類の栄養学ですので気にしない方が確実です。B12の不足で末梢神経が麻痺したりするといわれるのも、それが不足するからではなく、リンパ液の濁りや粘りで体液が濃くなり、神経に十分な栄養が回らなくなるだけの結果です。植物性の食品のみで人間の必要な栄養素のすべてが賄えるという実証データはアメリカとカナダの栄養学会から発表されています。日本が遅れているだけのような感じがします。来日したポール・マッカ−トニーさんも、たしか菜食主義者だと思いました。アメリカの有名人には菜食主義者が沢山います。彼らの食事は徹底していますから、かつおダシもノーかもしれません。ビタミンのことは忘れた方がストレスがなくなります。私に言わせれば、「どうせ間違っているので」信じても意味がない・・・ということになります。上にも書いてありますが、ご質問があれば「雑記帳」をクリックしていただき「認証」をクリック、パスワード「coffee」を入れてください。返信可能となります。いつでもどうぞ。
キャベツの千切りの使い回しが問題になっています。聞く所によればバイキングのような食事形体だとか。バイキングの場合との差がどうなのか、行ったことがないので分かりませんが、人前に最初から並べてある食物を皆がトングなどで自分の皿にとって食べると言うやり方が嫌なのでそのての店には行きません。感覚の問題なので一概に言えませんが、スーパーなどで棚に何のカバーもせず、そのまま並べてある食べ物と変わりは無いでしょう。これも一切買ったことはありません。背の低い子供などが食品のすぐそばでおしゃべりしたり、咳をしたり、、、そのうえ店内のホコリだって生半可ではないでしょう。あの展示方法でよくもまあ保健所が何も言わないものだと感心しています。そういう店で売られているものを平気で買っている人達も、いざ、使い回しなどと言われて見るとイヤな気分がするのでしょう。どちらがマシかなどという比較はしませんが、不特定多数の人の中にはインフルエンザの人もいるかもしれません。大勢の見知らぬ人たちの立ち動く場所に裸のまま置かれた食品の方が、ずっと大きな問題ではないかと思った次第です。
2リッターも毎日水を呑むのは、逆に健康に害があると言う記事が出ていました。夏冬構わず2リッターではなく冬は1〜1.5リッター以下、夏は2リッター以上でも良いのです。ただしかならず、味噌汁など塩分も摂取する必要があります。あまり塩分を摂取しない習慣なら1リッター当り2〜3グラムの塩(にがりの入っているものが良い)を入れた水を呑むのが正しい飲み方です。水だけ呑むと体内の塩分を出してしまい体に害があるのは本当です。水は水道水を2昼夜ほど空気に触れさせれば塩素が蒸発するので大丈夫です。大き目のペットボトルの蓋にアイスピックなどで5〜6箇所の穴を開けたもので充分でしょう。生姜紅茶を飲むことなどを奨励したものもありますが生姜のような刺激物は体が温まったように感じますが、胃壁を荒らすので血液が集まるだけのことです。長く続けると胃がんの原因になります。水は一度に大量に呑むのではなくチビチビと気が付いたら飲むように心がけ総量はあまり気にしなくても良いと思います。冬は少なく、夏は多めに、自然に飲むことです。
生野菜食についても、一種の信仰にも近い信じ方をされている場合があります。日本人は生で食べる習慣を数千年以上前からやってはいないようです。日本は国土の70%以上が山林です。砂漠の民と違って燃やせる木が身近にふんだんにあったのです。その上、世界一綺麗といわれる水が、豊富にありますし、海には無尽蔵に塩水があります。古代の人は山の獣を避けるために海岸近くに住むことが多かったのですが日本の場合海岸のすぐ際まで山林が迫っており、谷を下った清水が海岸地方でも豊富に得られます。この条件の下で民族が生き延びてきたことを忘れてはならないと思います。弥生時代に入ると、かなり本格的に稲作がされるようになってきますから、燃やせる木の存在と共に、土器の発達があり、木の実や米、水、塩、煮た野菜の食生活が始まったと考えられます。こうやって作られた日本人のDNAは自分一代の食生活などで変えられるものではないでしょう。はっきり言って、日本人の出す消化酵素は白人などと比較して格段に弱いということです。生食には向いていないのでしょう。日本人が生食をすると肝臓が悪くなり顔色も黒くなります。毒素をうまく排泄できないので色々な病気が出てきます。何種類かの果物をジュースにして飲むなどの療法も、日本人の肝臓からすればとんでもないことだと言えます。大ジョッキのビールを何杯も平気で飲めるヨーロッパ人の肝臓とは本質的に出来が違うということを知れば、海外から伝わった食事療法が日本人には合わない場合があることが理解できると思います。これらのことは相談に見えた数百人の方の中のいくつかの例にすぎませんが、最近になって立て続けにそういう方々がお見えになったので、一応ご注意申し上げておきます。
ガンの食事療法と信じて「玄米菜食」を始めてみたものの逆に体調不良になって、訪ねて見える方が後を絶ちません。以前にも書いたと思いますが「玄米は危険です」理由は簡単、玄米に付着しているヌカの油脂分が酸化しているからです。酸化した油脂は胃を傷め、嘔吐、下痢などを引き起こします。ガン治療に一番いけないのは胃をいためる事です。胃や腸を健常に保つことが免疫を高める第一の要素であるのに、玄米はその逆をやってしまいます。玄米信仰の始まりは大正から昭和初期に特定の人や団体が広めたものが素となっているようですが、当時の玄米の作り方(籾摺りの方法)と現代のそれとでは、かなり違っています。現代では機械も発達して、くず米などが少ししか出ないように改良され、ヌカの多く付いた状態(本当の玄米)で玄米が製品化されるようになって来ました。米の収穫方法も改善され、戦前のようにハサ掛けして、良く乾燥させ、さらにムシロに広げて水分を取らないと玄米に出来ないという機械ではありません。ハサ掛けなどもせず、乾燥も強制的に空気を吹き込んで(昔より)短時間でやってしまいます。今、どうしても玄米食をやりたいなら、すりおろし(モミから玄米にする)したその日に食べる以外には無いでしょう。一般家庭でモミ摺り機まで備えるのは至難の業です。玄米にしてしまうと米は外側のヌカの油(約20%ほど含まれている)が酸化してどんどん劣化します。このまま食べると、この腐った脂が体を蝕んでゆきます。ヌカを完全に洗い流すことは出来ませんから、炊く前に精米してヌカを取り除くのが一般的であり、ガンの治療には安全でもあります。米の栄養素を言う人もありますが、栄養素の前に害になるものを取り除いて食べる方が大切ではないでしょうか。ヌカは害にこそなれ栄養などにはなりません。もしヌカに栄養があるとしたらヌカを煮て食べてみれば、体がどうなるか分かると思います。ネズミもモミの方は食べますが、玄米にしてあると残します。玄米食を広められた方達がさほど長生きされていないのは調べれば分かります。私の知っている限りでも、玄米食を続けられて十数年後にガンになられた方が数人居られます。若い頃、私もやってみましたが、長時間噛み続けるストレスもあり、胃を悪くした頃、玄米食の方がガンで亡くなられたのを知って、関連があるのか無いのか分からなかったのですがやめました。2,3年は良いとしても5年も10年もとなると疑問に思います。あまり一般的でない療法と言うのは、続けるのが苦痛であり、長期間が勝負のガンの場合には当てはまらない気がします。
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